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2022年5月9日 月曜日
お口がくさい!?強烈なニオイの原因とは?
こんにちは。院長の内山です。
爽やかな五月晴れが心地よい季節になりました。
気温も上昇し、日中は少し動くだけで、
汗ばむ日も出てきましたね!
さて、汗をかく季節になると
体のニオイが気になりますが、
気にすべきなのは体臭だけではありません。
口臭も気にすべきニオイのひとつです。
たかが口臭…
そう思われるかもしれませんが、
なかなか消えない口臭の影には
実は深刻な病気が隠れているかもしれません。
◆誰にでもある生理的口臭
皆さんは朝起きた時に、
お口のニオイが「くさい」と
感じたことはありませんか?
起きた直後やお腹が空いている時、
緊張している時などは
だ液の分泌量が減少します。
すると、お口の中に細菌が増えてしまい、
口臭の原因となる揮発性(きはつせい)の
「硫黄化合物(いおうかごうぶつ)」が
たくさん作られてしまうのです。
硫黄化合物は
野菜が腐ったようなニオイや
卵が腐ったようなニオイなどに例えられ、
悪臭と言われることも。
この悪臭こそが、
「生理的口臭」の正体です。
しかし、ニオイの強さは人によって異なるものの、
生理的口臭は、誰にでもある口臭で、
食事や歯みがきをすることで口臭は弱まります。
また、女性はホルモンの影響によって
お口のニオイが強くなることもありますが、
一時的に強くなるお口のニオイは
それほど心配する必要がありません。
気がかりなのは、次の「病的口臭」です。
◆治療が必要な病的口臭
口臭の中には治療が必要となるものもあります。
それが、病気によって発生する
「病的口臭」です。
原因となる主なお口の病気には、
・歯周病
・むし歯
・舌苔(ぜったい)
などが考えられます。
この中でも1番考えられる原因は歯周病。
歯周病は細菌の感染によって引き起こされる疾患で、
進行すると
歯を支えている骨が溶かされてしまうことも。
しかも、歯周病の原因となる細菌は、
嫌なニオイの元となる硫黄化合物を生み出します。
また、舌に白っぽいものが付着している場合、
それは「舌苔」という細菌のかたまり
の可能性もあります。
舌苔に含まれた細菌を放っておくと
病的口臭は、
より一層強くなっていくのです。
口臭の原因はそれだけではありません。
「むし歯」も原因のひとつになり得ます。
むし歯が進行すると歯に穴が空き、
神経が腐敗してしまうことがあります。
すると、「その穴に詰まった食べかす」や
「腐敗した神経」から
強烈なニオイが生じるためです。
◆お口のケアで口臭予防
口臭には様々な原因が存在し、
中には全身の病気が関係している場合もあります。
しかし、口臭の原因の80%以上は
お口の中にあるといわれており、
その原因を減らすには、
お口の中を清潔にすることが大切です。
歯ブラシとフロスや、タフトブラシなどを併用し、
お口の中の汚れを丁寧に落としましょう。
そして、ご自宅での歯みがきだけでなく
歯周病やむし歯の早期治療につながる
歯科検診も欠かせません。
私たちが行うプロフェッショナルケアと
皆さまが行うセルフケアの2本柱で、
お口のトラブルを防ぎましょう!
さくらの山歯科クリニック
〒350-2203 埼玉県鶴ヶ島市上広谷2-10MRビル1F
TEL:049-237-7564
URL:http://www.sakuranoyama.jp/
Googleマップ:https://g.page/r/CWnO9qk_LmsCEAE
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|2022年4月22日 金曜日
根管治療について(鶴ヶ島、川越、若葉の歯医者 さくらの山歯科クリニック)
こんにちは。
4月に入り暖かくなってきました。
花粉症の私にはまだまだつらい日が続きます;
外に出るだけで・・・
花粉症の方々もう少し頑張りましょう!
今回は根管治療についてお話したいと思います。
*根管とは・・・
歯は歯冠の部分と歯根の部分によって構成されています。
歯冠は歯の頭の事で、目でみて確認できる部分です。
歯根は歯の根っこの部分で、健康な方であれば歯茎や歯槽骨の中に埋まっています。
根管はこの歯根の内部に存在する空間を指します。
*神経や血管
歯根の内部になぜ空間が存在するかというと、
歯に対して栄養を供給するための血管や神経が分布しています。
いわゆる歯髄(しずい)と呼ばれるものです。
歯髄がなければ歯は死んでしまいますので、なくてはならない組織といえます。
また、それを収める空間である根管も、非常に重要な構造であるといえます。
*虫歯によって根管が汚染される
虫歯は重症化すると、歯冠の部分だけでなく、歯根の部分にまで及びます。
具体的には根管内にまで虫歯菌が侵食し、
歯髄に炎症を起こしたり、失活させたりするのです。
そうなると、根管治療の適応となります。簡単にいうと歯の根っこの治療です。
*根管の形を整える
根管治療は、まず虫歯菌によって汚染された歯質を取り除くことから始まります。
専用の器具を使って、地道に汚染された歯質を除去していきます。
同時に、根管充填(こんかんじゅうてん)をしやすいような形態に、根管を形成していきます。
*根管内を消毒する
根管治療では、根管内を無菌状態にすることも、ひとつの大きな目的となっています。
治療前の状態では、虫歯菌などによって根管内が汚染されていますので、きれいに消毒する必要があります。
もしもここで、汚染物質の取り残しなどが生じれば、再び感染が引き起こされますので注意が必要です。
そのため、根管消毒は時間をかけてじっくり行われます。回数もかかります。
*根管内を塞ぐ
根管内の消毒が終わったら、最終的にその空洞を塞ぎます。
ガッタパーチャポイントと呼ばれるゴムのような材料を根管内に挿入し、隙間がなくなるようにします。
これを根管充填といいます。
根管充填が不十分だと、根管内に隙間が残存したまま人工歯を被せてしまいますので、二次感染のリスクが高まります。
*根管治療の意義とは
根管治療が適応される症例というのは、歯冠の部分がほとんど残っていません。
そのため、なぜわざわざ歯根の部分を治療してまで、残す必要があるのか疑問に思われる患者さんも少なくありません。
残骸となっているような歯根なんて抜いてしまえば治療もすぐ終わるのでは、と思われることもあると思います。
例え歯冠の部分がボロボロになっても、天然の歯の根っこを残せるというのは、
咀嚼機能や口元の審美性において非常に有益なことです。
*歯根が担っている役割
歯根があると、咀嚼をした際に生じる圧力を適度に緩和することができます。
これは歯根が歯根膜という天然のクッションと連動しているからです。
また、何かものを食べた時の食感を敏感に感じ取ることができたり、咀嚼圧を調節したりする際にも役立ちます。
それに加えて、歯根があることでブリッジや入れ歯といった大型の補綴装置の装着を回避できるというメリットもあります。
根管治療の手順はとても複雑なのですが、結果的に歯根を保存することのできる治療です。
何か分からない事がございましたら気軽に聞いて下さい。
スタッフ一同皆様のご来院お待ちしております。
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|2022年4月5日 火曜日
歯と歯ぐきの「みぞ」にご用心!
こんにちは。院長の内山です。
4月18日は『よい歯の日』、
日本歯科医師会が
「いつまでも食事を楽しんでもらいたい」
という願いを込めて制定した記念日です。
『よい歯』を守るためには
毎日の歯みがきが不可欠ですが、
どんなに歯をみがいても
汚れの落ちにくい場所があります。
それが、「歯」と「歯ぐき」の間にある、
『歯周ポケット』と呼ばれる「みぞ」です。
「歯周ポケットという名前は聞いたことがある」
という方も多いと思いますが、
実は、歯周ポケットの存在は
「歯を失ってしまう前兆」でもあるのです。
◆『歯周ポケット』って一体なに?
歯と歯ぐきの間は、一見すると隙間なく
ピッタリくっついているように見えます。
ところが、この境目には隙間があり
この「溝(みぞ)」を
『歯肉溝(しにくこう)』といいます。
通常、溝の深さは1mm程度しかありませんが、
ここにプラーク(歯垢)が溜まると、
歯周病菌が歯ぐきに炎症を引き起こし、
溝が深くなります。
この「深くなった溝」こそが
『歯周ポケット』の正体です。
そしてなんと、『歯周病』が悪化すると
ポケットの深さは1cmを超えることも。
ちょっと想像しただけでも怖いですね。
◆ポケットが深くなるだけじゃない!
歯周病菌は
ただ歯周ポケットを深くするだけ
ではありません。
同時に『歯石』を作りだし、
そこを隠れ家にしてどんどん繁殖していきます。
歯の表面はもちろん、
歯周ポケットの中にも「歯石」を作りだすのです。
その奥には歯ブラシも届かないため、
「細菌のすみか」となり、
恐ろしい数の細菌が繁殖します。
そしてなんと、
歯周病菌が出す毒素により
歯を支える骨が溶けはじめ、
やがて歯が抜けてしまうのです。
◆歯周ポケットを深くしないために
歯周ポケットが深くなるほど、
歯周病菌によって
歯を支える骨が溶かされるリスクが高くなります。
しかし、
歯ぐきの中に生息している歯周病菌は
普通に歯みがきをしても
なかなか取り除くことができません。
そこで必要になるのが、
歯科医院でのチェックと歯周病治療です。
歯科治療では歯の表面だけではなく、
専用の器具を使用して
ポケットが深い部分の歯石まで
しっかり取り除きます。
◆気づかないうちに「悪化」する…
実は、歯周病で最も恐ろしいのは、
目立った自覚症状がないまま
歯周ポケットがどんどん深くなることです。
気づいたときには
ポケットの深さが1cm以上!
ということも珍しくありません。
そこまで深くなる頃には、
すでに歯を支える骨も溶け始めています。
「歯ぐきが腫れてるかな?」
「ちょっと出血してるな…」
そんなときは、まず一度、
歯周病検査を受けてください。
ポケットが深くなる前にしっかり治療をして、
1本でも多くの歯を守りましょう。
さくらの山歯科クリニック
〒350-2203 埼玉県鶴ヶ島市上広谷2-10MRビル1F
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|2022年3月20日 日曜日
ハミガキ剤
こんにちは。
桜の開花が楽しみな季節になりました。
寒暖差の大きな日々が続いていますので、体調管理に気を付けながら春の訪れを楽しみたいですね。
今回は、当院でも人気の高い歯磨剤のご紹介です。
ウェルテックさんの「ジェルコートF」と「リペリオ」です。
◎ジェルコートF
虫歯・歯周病を予防したい方へ。
虫歯の発生、および進行・歯周炎・歯肉炎の予防。口臭の防止。
○ジェル状の歯磨き剤のため、細かいすき間に浸透し薬効成分が隅々まで行き届きます。また、ジェルは滞留性が高いためフッ素が歯面にコーティングされます。
○発泡剤無配合なので、歯や粘膜を傷つけません。手用歯ブラシはもちろん、歯間ブラシや舌ブラシ使用時にも清掃効果アップと潤滑剤として使用できます。電動歯ブラシとの併用も可能です。
◎リペリオ
歯周組織の回復を助ける歯磨き剤。
歯肉の炎症・退縮が見られる方へ。
○歯肉の腫れ・出血・歯肉退縮はトラブルのサインです。リペリオは、歯周病や加齢によって傷んだ歯肉の改善を促すハミガキ。引き締まった健康な歯肉に導きます。
○通常のブラッシングに→歯ブラシにリペリオを取り(約2cm)歯と歯肉の境目を中心にブラッシングします。水でしっかりすすぎます。
○歯肉マッサージに→人差し指に適量リペリオを取ります。リペリオを付けた指の腹で歯肉を傷つけないようにマッサージします。水でしっかりすすぎます。
当院では、皆様ひとりひとりのお口の状態に合ったお手入れ方法やアイテムをご提案させていただいております。
日々のお手入れとともに、医院での定期的な検診・クリーニングもおすすめします。
スタッフ一同皆様のご来院をお待ちしております。
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|2022年3月4日 金曜日
歯ブラシを交換すべき「タイミング」
こんにちは。院長の内山です。
3月は寒い冬から暖かな春へと変わる季節の変わり目。
そして、進学や就職といった
新しい環境に向けて準備が必要な時期でもあります。
この機会に心機一転、
身の回りのものを新しいものに交換して、
晴れやかな気分で春を迎えてみるのも
よいかもしれませんね!
さて、交換といえば、皆さんは
「歯ブラシを交換するタイミング」について
考えたことはありますか?
まだまだ使えるから大丈夫!
と思っていても、
実はお口を傷つける原因となる場合や、
細菌が溢れかえって不衛生な状態
になっていることもあります。
そこで今回は、
こうなってからじゃ遅い!
歯ブラシを交換すべきタイミング
についてお話させていただきます。
◆毛先が開いたら「使いすぎ」?
同じ歯ブラシを使い続けていたり、
強い力で磨いたりしていると
毛先が広がってしまうことがあります。
このような歯ブラシでは、せっかく歯を磨いても
汚れを十分に落とすことはできません。
というのも、毛先の整った
新品の歯ブラシでは除去できていた歯垢も、
毛先が開いてしまうと
約4割も除去率が下がってしまうのです。
しかも、
そのような歯ブラシで磨いていると、
開いた毛先が歯ぐきを傷つけ、
出血してしまうこともあります。
『歯ブラシの毛先が開いてしまったら』
早めに交換するようにしましょう!
◆見えない細菌がいっぱい…
毛先が開いていなくても○ヶ月で交換!
毛先が開いていなくても
交換すべきタイミングがあります。
それは最低でも、
『使い始めてから約1ヶ月経ったとき』です。
歯ブラシは使い続けているうちに、
目に見えなくても細菌が繁殖していきます。
3週間も使い続けると、
その細菌の数はおよそ100万個にも上る
といわれ、
なんとトイレの水の80倍に相当します。
そのような歯ブラシを使い続けていれば、
せっかくの歯みがきも
雑菌をこすりつけているようなもの。
むし歯や歯周病、口臭の原因に
なってしまうこともありますので、
たとえ見た目が綺麗でも、
1ヶ月も使ったら交換するのがおすすめです。
◆細菌の繁殖を抑えるためには?
歯ブラシに細菌を繁殖させないコツは、
使い終わったら
しっかりと乾燥させて、
清潔な場所に保管することです。
細菌は水分や湿度が高いと活性化し、
周囲の栄養分を取り込んで繁殖します。
そのため、
歯ブラシを濡れたまま保管すると、
細菌にとっては絶好のすみ家に
なってしまいます。
また、意外とやってしまいがちなのが
歯ブラシのキャップを
つけたままにしてしまうこと。
使ったあとにキャップをつけて保管すると、
なかなか乾燥せずに湿度の高い状態が続いてしまうので、
細菌が繁殖しやすい環境となってしまいます。
歯ブラシのキャップはしっかり乾燥させたあとに、
ポーチなどに入れて持ち運ぶ時に使いましょう。
歯ブラシを保管する際には
水分や湿度に気をつけたうえ、
置き場となるコップやスタンドを清潔に保つことで
細菌が繁殖しにくい環境を
作ることができるので、
ぜひ実践してみてください。
このように、「正しい使い方」と「保管」ができれば、
歯ブラシを長持ちさせることができますが、
いつまでも清潔に保つには限界があります。
もしも毛先が開いてしまったり、
使い始めて1ヶ月程経ったりしたら、
決してそのままにせずに
しっかりと歯ブラシを交換しましょう!
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