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2025年5月6日 火曜日
セラミックの歯の気になる値段!高額な理由とそれでも選択される理由
こんにちは。埼玉県鶴ヶ島市「鶴ヶ島駅」より徒歩8分にある歯医者「さくらの山歯科クリニック」です。
歯の審美治療で、セラミックの歯を入れる治療があります。セラミックの治療は、自費治療になるため、保険適用の治療と比較して高額になります。
しかし、それでもセラミック治療には多くのメリットがあります。
今回は、セラミックの歯の値段や高額な理由、それでも選択される理由について解説します。
セラミックの歯の値段
歯の詰め物・被せ物に使用されるセラミックにはいくつかの種類があり、それぞれ値段は異なります。ここでは、セラミックの歯の値段を種類ごとに解説します。
セラミック治療は自費治療のため、歯科医院によっても値段の設定が異なります。また、歯科医院によって取り扱いのあるセラミックも異なるので、確認が必要です。
オールセラミック
オールセラミックとは、金属を全く使わず、全てセラミックでできた素材です。陶器と同じ素材で、透明感があります。天然歯のような見た目を再現でき、審美性が非常に高いです。
ただし、陶器を落とすと割れるように、強い力が加わると割れたり欠けたりすることがあります。そのため、噛み合わせの強い奥歯や、歯ぎしりや食いしばりのあるケースでは向いていない場合もあります。オールセラミックの費用の相場は、8万円〜18万円程度です。
e-max
e-maxは、ガラスセラミックスを強化した素材です。天然歯と同じくらいの硬さなので、噛み合う天然歯にも優しい素材です。審美性も高く、天然の歯との違いがわからないほどです。e-maxの費用の相場は、8万円〜14万円程度です。
ジルコニア
ジルコニアは、人工ダイヤモンドとも呼ばれるほど、強度がとても高い素材です。噛み合わせの強い奥歯にも使用でき、歯ぎしりや食いしばりの癖がある方にも選ばれています。
オールセラミックやe-maxと比較すると多少審美性に劣りますが、保険適用のプラスチックを含んだ素材に比べると審美性に優れています。ジルコニアの費用の相場は、12万円〜18万円程度です。
審美性を良くするために、ジルコニアの表面にセラミックを何層にも重ねて色調を美しくするレイヤリングという手法があります。レイヤリングにより審美性をさらに高め、天然歯に近い見た目にすることができます。
レイヤリングには、通常のジルコニアの値段にプラスして費用がかかる場合もあります。
ハイブリッドセラミック
ハイブリッドセラミックは、セラミックにプラスチック素材のレジンを混ぜ合わせて作られた素材です。プラスチックが含まれているため、ほかのセラミック素材と比較して審美性や耐久性に劣ります。その分費用は安くなり、相場は4万円〜12万円程度です。
メタルボンド
メタルボンドは金属のフレームの表面にセラミックを焼き付けた被せ物です。内側が金属なので強度が高く、表面はセラミックなので天然歯に近い色調を再現できます。
ただし、長期間の使用により、金属イオンが溶け出して、歯茎が黒ずんだり金属アレルギーの症状が現れたりするリスクがあります。これまで強度が必要な症例によく使用されてきましたが、ジルコニアが普及してからは、メタルボンドの使用は少なくなってきています。
メタルボンドの費用の相場は、8万円〜15万円程度です。
セラミックの歯はどうして高額?
セラミックの歯が高額になるのには、3つの理由があります。
- 保険が適用されない
- 素材自体が高価
- 歯科技工士の高度な技術が必要
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
保険が適用されない
健康保険は、病気になったときに一部の自己負担で最低限の治療を受けられる仕組みです。
しかし、セラミック治療には保険が適用されません。自費治療になるため、全額自己負担になります。
素材自体が高価
素材自体が高価であることも、セラミック治療が高額である理由のひとつといえます。セラミック治療に使用される素材は審美性が高く、耐久性もあるため、いずれも高価です。
また、セラミックの詰め物・被せ物を精密に作製するために精度の高い型取りの材料や、天然の歯にしっかりと密着させるために高品質な接着剤を使用します。保険が適用される治療では使用しない材料を使用するため、高額になるのです。
歯科技工士の高度な技術が必要
セラミックの歯は、色調や歯の形など細かい部分まで、患者さんごとにオーダーメイドで作製します。患者さんの歯の形や色に合うセラミックの詰め物・被せ物を作製するためには、歯科技工士の高度な技術が必要不可欠です。
歯科技工士の技術料が費用に反映されるため、高額になるのです。
セラミックの歯が選択される理由
セラミックの歯は費用が高いですが、その分メリットも多いです。ここでは、高額でもセラミックの歯が選ばれる理由を具体的に解説します。
二次虫歯になりにくい
銀歯の場合、使用するうちに変形して天然の歯との間に隙間ができることがあります。そのできた隙間から細菌が入り込むと虫歯が再発する可能性があるのです。
一方でセラミックは劣化しにくい素材です。変形しないので、セラミックと天然の歯との間に隙間ができにくく、二次虫歯になるリスクが低いのです。
変色しにくい
セラミックの表面は滑らかで、汚れが付着しにくいです。そのため、長く使っていてもしっかりとケアをしていれば変色することがほとんどありません。
ハイブリッドセラミックにはプラスチックが含まれているため変色することがありますが、オールセラミックやジルコニアはほとんど変色しません。
見た目が良い
見た目が良い点も、セラミックの歯が選ばれる理由のひとつです。天然の歯に近い透明感と色調を再現することができ、自然な美しさを手に入れることができます。前歯に被せ物をする場合でも、周囲の歯と馴染ませることができます。
金属アレルギーの心配がない
金属を使用した詰め物・被せ物の場合、金属イオンが溶け出して体内に取り込まれると、金属アレルギーの症状が現れるリスクがあります。
セラミックの歯のなかには、金属を一切使用していないものもあります。金属を使用していないセラミックの歯を選択すれば、金属アレルギーの症状が現れる心配がありません。メタルボンドには金属が使用されているため、金属アレルギーが心配な方は避けましょう。
セラミックの歯を長持ちさせるためのポイント
せっかくセラミックの歯を入れたのなら、できるだけ長持ちさせたいと考える方は多いでしょう。セラミックの歯を長持ちさせるためのポイントは、次の通りです。
毎日の歯磨きを丁寧にする
セラミックは二次虫歯になりにくい素材ですが、毎日の歯磨きを怠ると、土台となる天然の歯が虫歯になることがあります。
セラミックの歯を長く使い続けるためにも、毎日の歯磨きを丁寧に行うことが大切です。歯ブラシだけでは細かい部分に付着した汚れを落とせないため、歯間ブラシやデンタルフロス、ワンタフトブラシも使用しましょう。
自分のお口の状態に合ったケア方法がわからないという場合は、歯科医院でブラッシング指導を受けることが推奨されます。ブラッシング指導を受け、セルフケアの質を高めることで、セラミックの歯を長持ちさせることができるでしょう。
定期検診を受ける
セラミックの歯を長く使うためには、定期検診を受けることも大切です。
セラミックは長持ちする素材ですが、使っていくうちに噛み合わせなどにトラブルが起こる可能性があります。例えば、加齢などによって噛み合わせは変化します。噛み合わせが変化することでセラミックの歯に過剰な負荷がかかると、割れたり欠けたりすることもあるでしょう。
歯科医院の定期検診では、セラミックの歯にトラブルは起こっていないか、噛み合わせに問題はないか、虫歯や歯周病になっていないかなどをチェックします。万が一、お口の中にトラブルが起こっていても、定期検診を受けていれば、問題が悪化する前に発見・対処が可能です。
セラミックの歯を長持ちさせることにもつながるため、定期的に検診は受けましょう。
歯科医院で歯のクリーニングを受ける
毎日丁寧に歯磨きをしていても、すべての汚れを落とすことはできません。歯石や歯垢が溜まると、虫歯や歯周病になるリスクが高まります。
歯科医院で行うプロによるクリーニングを受けると、自分では取りきれない汚れまでしっかり取り除くことができます。これによって、セラミックの歯を長持ちさせられるだけでなく、天然の歯の虫歯の予防にもつながります。
まとめ
セラミックの歯は、審美性と耐久性に優れています。
しかし、保険が適用されないため、費用は高額になります。セラミックにはいくつか種類があり、それぞれ値段は異なります。また、歯科医院によっても値段は異なるため、詳しくは歯科医院で確認しましょう。
セラミック治療を検討されている方は、埼玉県鶴ヶ島市「鶴ヶ島駅」より徒歩8分にある歯医者「さくらの山歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。
当院は、お子さまからお年寄りまで安心して通える、優しくてアットホームな歯医者さんを目指しています。虫歯治療や歯周病治療だけでなく、お子さまの治療や審美歯科にも力を入れています。
当院のホームページはこちら、ぜひご覧ください。
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