さくらの山歯科クリニックブログ
2025年2月4日 火曜日
前歯をブリッジで治療したい!気になる費用や審美性と注意点を徹底解説
こんにちは。埼玉県鶴ヶ島市「鶴ヶ島駅」より徒歩8分にある歯医者「さくらの山歯科クリニック」です。
「前歯を抜いたけど、ブリッジで治療できる?」「見た目は不自然じゃないかな?」「治療費用はどれくらい?」など、疑問に思っている方も多いでしょう。前歯の欠損は目立ちやすく印象も左右するため、多くの方が治療方法に不安を感じています。
この記事では、前歯のブリッジ治療について解説します。治療の可否やメリット・デメリット、治療費用、注意点などを詳しくご紹介します。前歯のブリッジ治療について理解し、治療を検討する際の参考にしてください。
前歯はブリッジで治療できる?
ブリッジとは、失われた歯の両隣の歯を支えとして、人工の歯を橋渡しのように連結して固定する治療法です。一般的に1本から数本の歯の欠損に対応できますが、支えとなる歯の状態や欠損歯の本数、欠損の場所、噛み合わせの状態によっては選択できない場合もあります。
例えば、支えとなる歯が虫歯や歯周病で大きく弱っている場合は難しいでしょう。ブリッジを支えるだけの十分な強度がないためです。
前歯をブリッジで治療できるかどうかは、口腔内の状態を詳細に診察してから判断します。レントゲン撮影や、必要に応じてCT撮影、歯周病検査、噛み合わせの検査などを実施するでしょう。
前歯をブリッジ治療するメリット・デメリット
前歯のブリッジ治療のメリット・デメリットを確認しましょう。
メリット
まずは、メリットからご紹介します。
短期間で治療が完了する
人工歯根を顎の骨に埋め込むインプラント治療では、外科手術を行います。ブリッジ治療では外科的な処置は行わないため、インプラントよりも短期間で治療が完了します。
通常、2週間から1ヶ月程度で治療が完了します。通院回数は2~3回でしょう。忙しい方にとって、短期間で治療が完了することは大きなメリットといえます。
保険が適用される
ブリッジは、一部の素材を除き、保険が適用されます。費用を抑えて治療を受けることができ、経済的な負担を軽減できるのは大きなメリットでしょう。
見た目を改善できる
前歯の欠損を補うことで、見た目を大きく改善し、笑顔に自信を取り戻せます。保険適用のブリッジでも前歯は白い素材を使用できるため、自然に仕上げられるでしょう。
特に、前歯は人目に付きやすい部分なので、見た目を改善できることは精神的な面でも大きなメリットとなるでしょう。
違和感が少ない
ブリッジは入れ歯のように取り外し式ではないため、装着時の違和感が少なく自然な噛み心地を得やすいです。土台の歯にしっかり接着されるため、食事や会話の際に外れたりずれたりする心配もありません。
デメリット
どのような治療法にも、メリットだけでなくデメリットが存在します。ここでは、前歯のブリッジ治療のデメリットをご紹介します。
健康な歯を削る必要がある
ブリッジを支える土台にするために、欠損した歯の両隣の健康な歯を削る必要があります。歯を削る量は、ブリッジの種類や設計、支台歯の状態によって異なりますが、ある程度の切削は避けられません。
歯を削ると虫歯のリスクが高まり、寿命を縮める原因となる可能性があります。健康な歯でも削らなければならないのは、ブリッジ治療の最大のデメリットと言えるでしょう。
清掃がやや難しい
ブリッジと歯茎の間に汚れが溜まりやすく、通常の歯磨きだけでは十分に清掃できない場合があります。清掃が不十分だと、ブリッジを支えている歯の根の部分に虫歯ができたり、歯周病のリスクが高まったりします。
そのため、歯間ブラシなどの補助清掃用具を併用し、ブリッジの下や歯と歯の間、歯茎との境目などを丁寧に清掃する必要があります。
支えとなる歯に負担がかかる
ブリッジは、支えとなる歯が欠損した歯の分の噛む力も負担するため、その歯に過剰な負担がかかります。寿命を縮める可能性も否めません。
前歯のブリッジ治療にかかる費用
前歯をブリッジで治療する際かかる費用は、使用する材料や保険適用の有無によって異なります。
保険適用の場合
保険適用の前歯のブリッジでは、金属製のフレームの表面に、硬質レジンという歯科用プラスチックを貼り付けたものが用いられます。費用を抑えられる反面、変色や摩耗が起こりやすく、フレームに金属を使用しているためアレルギーのリスクも考慮する必要があります。
保険適用のブリッジは、耐久性や審美面で自由診療のブリッジに劣るため、長期間の使用には注意が必要です。治療費用は、1歯欠損した3本のブリッジで約2万円〜3万円程度が目安です。
ただし、保険適用の場合でも、治療内容によっては追加費用が発生する場合があります。事前に確認しておくことが大切です。
自由診療の場合
自由診療のブリッジでは、セラミックなどの高品質な素材を使用した審美性・機能性の高いものを作製できます。経年劣化しにくく強度も高いため、長期間にわたって美しい状態を保つことができますが、全額自己負担となるため治療費用は高額になります。
自由診療の場合、費用設定は歯科医院ごとに異なるため事前に見積りなどで確認しておきましょう。自由診療の前歯のブリッジで用いられる主な素材の特徴と費用の目安は、以下のとおりです。
オールセラミック
セラミックは天然歯のような色調や透明度が再現できる審美性の高い素材です。汚れがつきにくく経年劣化しにくいため、長期間自然な白さを維持できますが、強い衝撃がかかると割れるリスクがあります。
費用目安は25万~40万円程度です。
メタルボンド
メタルボンドは、金属フレームの表面にセラミックを焼き付けた素材です。金属を使用しているため強度はあるものの、金属アレルギーを発症するリスクがあります。
費用の目安は20万円~30万円程度です。
ジルコニア
ジルコニアはセラミックの一種ですが、人工ダイヤモンドとも呼ばれるほど硬度が高く強度のある素材です。ジルコニアのみで作製したフルジルコニア、ジルコニアのフレームの表面にセラミックを焼き付けて審美性を高めたジルコニアセラミックなどがあります。
費用目安はフルジルコニアで24万円~30万円、ジルコニアセラミックで30万円~35万円程度です。
前歯のブリッジ治療の審美性と注意点
前歯のブリッジは目立ちやすい場所にあるため、機能性だけでなく審美性も求められます。ここでは、前歯のブリッジ治療における審美性と、ブリッジを良好な状態で維持するための注意点を紹介します。
前歯のブリッジの審美性について
保険適用のブリッジでも、前歯は白い素材で作製できるため、ある程度の審美性は確保できます。
しかし、自由診療のブリッジと比較すると、透明感、色調の再現性、表面の滑らかさなどで劣る場合があります。自由診療のブリッジでは、周囲の歯の色に合わせて細かく色を調整できるだけでなく、より自然な透明感や質感、滑らかな表面を再現できます。
特に、前歯は会話や笑顔で人目に触れやすい部分ですので、審美性は重要な要素となります。
注意点
次に、前歯をブリッジで治療した場合の注意点を解説します。
定期的にメンテナンスを受ける
ブリッジを装着すると、歯と歯茎の間に汚れが溜まりやすいため、虫歯や歯周病のリスクが高まります。日々の丁寧なセルフケアに加え、定期的に歯科医院で検診を受けることが大切です。
定期検診では、ブリッジの状態や支えとなる歯の状態、噛み合わせなどをチェックしてもらいます。必要に応じて、調整やクリーニングなどのメンテナンスも行われます。
特に、ブリッジは支えとなる歯に負担をかけるため、支えの歯の健康状態を維持することが非常に重要です。支えの歯に、虫歯や歯周病などの問題が発生した場合は、ブリッジを作り直す必要があるかもしれません。
重症化すると作り直しの可能性が高まるので、定期検診で早期に問題を発見し、早めに治療を受けることが大切です。
強い衝撃に注意する
前歯のブリッジは、硬いものを噛む、スポーツなどでぶつけるなど、強い衝撃を受けると割れたり欠けたり破損したりする可能性があります。そのため、硬い食べ物を噛む際には特に注意が必要です。
また、衝撃を受ける可能性の高いスポーツをする際には、マウスガードなどを装着しましょう。
まとめ
前歯のブリッジ治療は、失われた歯の機能を回復し、見た目を改善するための有効な治療法の一つです。健康な歯を削る必要があるなどのデメリットも存在するため、慎重に検討しましょう。
メリットとデメリットを十分に理解した上で、歯科医師とよく相談しご自身にあう治療法を選択することが大切です。
前歯のブリッジ治療を検討されている方は、埼玉県鶴ヶ島市「鶴ヶ島駅」より徒歩8分にある歯医者「さくらの山歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。
当院は、お子さまからお年寄りまで安心して通える、優しくてアットホームな歯医者さんを目指しています。虫歯治療や歯周病治療だけでなく、お子さまの治療や審美歯科にも力を入れています。
当院のホームページはこちら、ぜひご覧ください。
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