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2023年3月6日 月曜日
歯ぐきに異常を感じたら…。3つのトラブルサイン
こんにちは。院長の内山です。
3月の中旬ごろになると全国的に桜が咲きはじめ、
街なかに春の彩りを感じるようになりますね。
皆さまの中には、卒業式や入学式といった
新しい門出を迎える方もいらっしゃるかと思いますが、
鮮やかな桜のように、素敵な思い出となることを
祈っております。
さて、桜といえばピンク色のイメージがありますが、
品種によって淡いピンクから濃いピンクまで、
少し違いがあります。
私たちの歯ぐきも、健康なときには
「薄いピンク色」をしていますが、
なにか病気が潜んでいるときにはその色が変化します。
そこで今回は、
歯ぐきの「色」や「状態」からわかる、
病気のサインをご紹介いたします。
◆サイン1『歯ぐきからの出血』
歯みがきのたびに歯ぐきから出血する場合は、
歯周病の可能性がとても高いです。
歯周病とは、歯と歯ぐきの境目から
細菌が内側に入り込み、 悪さをする病気。
進行すると歯を支える骨を溶かし、
いずれ歯が抜け落ちてしまいます。
「最近、 歯みがきで出血するな…」と思ったら、
歯科医院にご相談いただくことをお勧めいたします。
◆サイン2『歯ぐきの腫れ』
歯ぐきが赤く腫れている場合も、
歯周病の可能性があります。
歯周病は
『サイレントディジーズ(静かなる病気)』
と呼ばれるほど、自覚症状が少ない病気です。
そんな歯周病の数少ないサインのひとつが、
先ほどの「出血」と、「歯ぐきの腫れ」です。
毎日の歯みがきなどで
こうしたサインをしっかり察知し、
悪化する前に治療を開始することが
とても大切です。
◆サイン3『歯ぐきから膿が出る』
歯ぐきから膿(うみ)が出ている場合は、
むし歯などをきっかけに、
他の病気を引き起こしている可能性があります。
むし歯を放置すると、
いずれ神経が壊死してしまいます。
すると、歯の根の先に膿が溜まって、
表面の歯ぐきに「ぷっくりとした腫れ」が生じます。
そして、たまった膿が行き場をなくすと
歯ぐきから溢れてきてしまうのです。
このような場合には歯ぐきの切開をして、
根っこの治療や、
溜まった膿を取り出す治療をしなくてはなりません。
放っておくと、膿の袋を大きくしながら
周りの骨を溶かしてしまう場合もあるので
早めの治療が肝心です。
歯ぐきはさまざまなサインを出して、
その「異常」を教えてくれています。
サインに気付いたら、
すぐ当院にご相談ください。
特に歯周病は、歯みがきの徹底や
歯石の除去をすることで改善が見込めます。
ぜひ、私たちと一緒に
健康的なピンク色の歯ぐきを目指しましょう!
さくらの山歯科クリニック
〒350-2203 埼玉県鶴ヶ島市上広谷2-10MRビル1F
TEL:049-237-7564
URL:http://www.sakuranoyama.jp/
Googleマップ:https://g.page/r/CWnO9qk_LmsCEAE
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|2023年2月3日 金曜日
こんなに違う!歯垢と歯石の違い
こんにちは。院長の内山です。
立春を迎え、暦の上では春の始まりとされますが、
まだまだ寒い日が続いていますね。
そんな寒い時期に咲く「梅」の花ですが、
よく似た花に「桃」や「桜」があります。
皆さんは、これらの見分け方をご存じでしょうか?
実は、花びらの先が丸ければ「梅」、
割れてハート型になっていれば「桜」
尖っていれば「桃」という違いで
見分けることができます。
もう少し春が近づけば、
花々が咲きはじめるので、
それが何の花なのか当ててみるのも
楽しいかもしれませんね。
さて、そんな
「一見似ている」と思われているものが、
皆さんのお口の中にもあります。
それは、『歯垢』と『歯石』です。
◆歯垢は1億以上の細菌の塊!
歯垢(プラーク)とは、歯の表面につく
白くてねばっとしたやわらかい汚れです。
歯垢は「食べかす」などの
単なる汚れではなく、細菌の塊。
1㎎の歯垢には、およそ300種類、
1億個の細菌が存在しています。
しかも、歯垢は粘着力があり、
水で溶けることもないため、
うがいなどで取れることはありません。
歯垢をしっかり除去するためには、
ブラッシングなどで
丁寧に磨き落とす必要があるのです。
特に、
1.奥歯のみぞ
2.歯と歯の隙間
3.歯と歯ぐきの境目
など、隙間の多いところほど
歯垢も溜まりやすいので、
意識して丁寧に磨くようにしましょう。
◆歯ブラシでも取れない!かた~い『歯石』
『歯石』とは、
歯垢が石のように硬くなったものです。
歯みがきで取りきれなかった歯垢が
だ液に含まれるカルシウムなどと結びついて
石のように硬くなったのが歯石です。
歯の表面はきれいに見えても、
「下の前歯の裏」や「奥歯の頬側」、
さらには、
「歯ぐきの中」に
歯石がつくこともあります。
また、歯垢と違って、
歯石は歯にこびりついているため、
ご自身で取ることはできません。
歯石を取る道具も販売されてはいますが、
無理に取ろうとすると、
歯ぐきを傷つけてしまう恐れもあるので、
必ず歯科医院で除去してもらいましょう。
◆放っておくと歯を失う!?
歯垢や歯石を放置すると、
むし歯や歯周病、口臭の原因になります。
しかも、
「歯と歯ぐきの隙間」に歯垢や歯石が溜まると、
細菌が「歯周ポケット」をつくり
さらに奥へと侵入します。
細菌は歯肉に炎症を引き起こし、
歯を支える骨が溶けて
最終的には歯が抜けてしまうのです。
そして、歯周病は自覚症状が少なく、
重症化するまで
なかなか気づくことができません。
気づいたときには
歯が抜ける手前だった…
といったことにならないよう、普段から
「気をつける習慣」を身につける必要があります。
◆二人三脚で歯を守る!
「自覚症状の無いものを
どうやって気をつければいいのか」
そこで大切なのが
歯科医院での
定期的なメインテナンスです!
歯科医院によるメインテナンスでは
歯石をしっかり除去し
むし歯や歯周病のチェックも行います。
そしてもうひとつ大切なのは
日ごろの歯みがきをはじめとした、
皆さまご自身による
セルフケアの徹底です。
歯科医院では、歯みがき指導などを通じ、
皆さまのお口の状態に合わせて、
より適切なアドバイスも行っています。
皆さまのセルフケアと
私たちのプロフェッショナルケアを習慣にして、
歯垢や歯石のない
きれいなお口を維持していきましょう!
さくらの山歯科クリニック
〒350-2203 埼玉県鶴ヶ島市上広谷2-10MRビル1F
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|2023年1月6日 金曜日
つめもの・かぶせものが取れたら「絶対に気をつけてほしいこと」
あけましておめでとうございます。院長の内山です。
お正月といえば、お雑煮にお汁粉、
いそべ焼きなど、お餅を食べる機会が増える時期。
せっかくなので
さまざまな食べ方でお餅を堪能したいですよね。
ところで皆さんは、
そんなお餅のような
「粘着性の高いもの」を食べた際に、
つめものやかぶせものが
取れてしまった経験はありませんか?
今回は、
つめもの・かぶせものが取れたときの
正しい対処法についてご説明いたします。
◆瞬間接着剤で付けていいの?
むし歯になった歯は、
削ったり神経を抜いたりした後、
その部分を「つめもの」や
「かぶせもの」で補います。
このとき、
「歯科用セメント」などの専用の接着剤を使って
つめもの・かぶせものを固定しますが、
永久的に取れないという保証はありません。
接着剤が劣化すれば、
外れることもあります。
しかし、取れてしまっても、
一般の接着剤などを使って
ご自身で付けようとするのは
絶対に避けてください。
歯科用ではない接着剤には
人体にとって有害な物質も含まれているため、
歯に用いるのはとても危険です。
また、ズレて付いてしまうと、
うまく噛めなくなってしまうほか、
歯科医院でもきれいに外せなくなり、
外す際に歯を大幅に削ることになる場合も。
つめもの・かぶせものも
作り直さなくてはいけなくなるため、
時間も費用も
必要以上にかかってしまいます。
◆取れたまま放置するとどうなる?
つめもの・かぶせものには、
「むし歯から歯を守る」という
大事な役割があるため、
外れたまま放置するのも危険です。
治療後の歯は、健康な歯よりも
「弱い部分」が露出してしまいますが、
それを守っているのが、
つめものとかぶせものです。
さらに、
プラークや食べかすが溜まりやすくなり
むし歯のリスクが格段に高くなってしまいます。
◆取れたらどうすればいい?
取れてしまった「つめもの」「かぶせもの」は、
捨てずにご持参いただければ、
再び取り付けられることもあります。
歯に関する異常はご自身で判断せず、
ぜひ私たち歯科医院にご相談ください。
また、つめものやかぶせものは
永遠に使えるものではありません。
どんなに高い精度で製作しても、
時間とともに劣化してしまう可能性があります。
その際に生じた隙間から
新たなむし歯ができてしまうこともあるので、
「治療したから安心」ではなく、
治療した箇所ほど
「しっかりしたケア」を心がけましょう。
しかし、お口の不具合は
ご自身では気づけないことも多いため
普段から定期検診を受け、
つめもの・かぶせものの状態を
しっかりチェックすることも忘れずに!
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|2022年12月6日 火曜日
「何気ない習慣」が「歯並びを悪くする」?
こんにちは。院長の内山です。
日増しに寒さが身にしみる12月。
「師走」ともいわれるように、
年末年始の準備に追われている方が
多い季節でもありますね。
そうした忙しいときには、
ついつい眉間にシワが寄ったり、
貧乏ゆすりをしてしまったり、
人に言われるまで気づかないような
クセや習慣ができている方もいらっしゃいます。
クセや習慣の多くは些細なものですが、
実はそれらが繰り返されることで
歯並びの良し悪しに影響してしまう
ものもあります。
◆「爪を噛む」や「頬杖」は要注意
では実際に、どのようなクセや習慣が
歯並びに悪影響を及ぼすのでしょうか。
たとえば、「爪を噛む」というクセ。
爪を噛むと、前歯に対して、
押したり引っ掛けたりするような
「不自然な力」が加わります。
これによって生じるのが
「出っ歯」や「すきっ歯」、
前歯が噛みあわない「開咬(かいこう)」
といった歯並びです。
同じく「頬杖」も、あごに対して
普段とは違う力が加えられるため、
あごの形や歯並びが歪み、
さらには顎関節症を引き起こしてしまう
恐れがあります。
◆他にも「こんなこと」が悪影響に!?
・「歯ぎしり」や「食いしばり」
・唇を巻き込むように噛む、舐める
・お口ポカン(口呼吸)
・上の前歯に舌を押しつける
特に近年は、
長時間スマートフォンを見る方が多いので、
そのときの姿勢に要注意です。
スマートフォンの使用中は
「猫背」になりやすいため、
頭が身体より前に出やすくなります。
すると、重心のバランスを取ろうとして
下あごが後ろに引っ張られ、
お口がポカンと開きがちになってしまいます。
どれもちょっとしたことですが
あごの形や歯並びに
悪影響を及ぼす可能性があります。
さらに、起きているときの習慣だけでなく
寝ているときの状態もお口に影響します。
たとえば、
「横向き」や「うつ伏せ」で寝てしまうと、
並んだ歯に対して押しつぶす力が働くので
こちらも注意が必要です。
◆自分で直せないクセは相談しよう
今回ご紹介したような
クセや習慣に心当たりがある方は、
できるだけ「それらを行わない」または、
「直す工夫」をしていくことが大切です。
たとえば、周囲の人に
「○○をしていたら教えて」と、
お願いするのも方法のひとつです。
また、机やパソコンといった
目のつくところに
「○○をしない」というメモを貼るなど、
自分だけにわかる目印を作るのも
おすすめです。
しかし、なかには
自分では改善することが難しい
クセや習慣も存在します。
対処法はさまざまですので、
今回ご紹介したようなお口に悪影響のある
クセや習慣にお悩みの際は、
ご自身だけで解決しようとせずに、
迷わず歯科医院にご相談してください。
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