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2023年6月6日 火曜日

油断大敵!磨きすぎ?「くさび状欠損」とは

 

こんにちは。院長の内山です。
季節柄どうしても雨模様が続き、
お出かけもしにくいこの時期は、
心も身体も滅入ってしまいがちです。

 

そのようなときこそ、
ストレッチエクササイズで身体を動かし、
読書音楽鑑賞などで気分をリラックスさせ、
心身ともに健康を保つことが重要です。

 

それに加え、6月4日から10日は、
『歯と口の健康週間』でもありますので、
ぜひ「お口の健康」にも気を配ってみてくださいね。

 

さて、そんな「お口の健康」のために
欠かせないことといえば、毎日の歯みがき。

 

しかし、「薬も過ぎれば毒となる」とあるように、
歯みがきもあまり頑張りすぎると、
思わぬトラブルを招くことがあります。

 

 

 

 

◆これってむし歯?
歯がしみるのは「くさび状欠損」かも!

 

毎日きちんと歯を磨いているにもかかわらず、
「冷たいものが歯にしみる」
「歯ブラシを当てると痛い」
と、感じたことはありませんか?

 

その要因のひとつとして考えられるのが、
『くさび状欠損』です。

 

 

皆さんは「くさび」というものをご存じでしょうか?
建築などで用いられる
「V字型の部品」のことなのですが、
それにたとえて、
「くさびが打ち込まれたように
歯と歯ぐきの境目が欠損している状態」のことを、
『くさび状欠損』といいます。

 

 

 

歯の根元を触った際に段差を感じる場合、
くさび状欠損の可能性は高くなります。

 

違和感こそあるものの、
初めのうちは「痛み」や「しみる」といった
自覚症状がないため、
気づかずにそのまま放置してしまうことも
少なくありません。

 

症状が進行すると、
「冷たいものが歯にしみる」
「歯ブラシを当てると痛い」
といった症状が表れるほか、
プラークが溜まって
むし歯や歯周病になるリスクが上がります。

 

 

 

 

◆歯みがきには「いい加減」が大切

 

くさび状欠損が生じる原因として
意外と多いのが「過度なブラッシング」、
つまり、「歯の磨きすぎ」です。

 

たとえば、
・力を入れて歯をゴシゴシ磨いてしまう
・しっかり磨けるように硬い歯ブラシを使っている
・1日に何回も歯を磨く
など、特に「歯みがきに熱心な方」ほど、
その傾向に陥りやすいです。

 

 

また、「歯ぎしり」や「食いしばり」などによって、
強い負荷が加わり続けると、
その力が根元に集中して、
歯の表面に細かなヒビが入り、
くさび状欠損が生じてしまうこともあります。

 

 

 

 

 

◆くさび状欠損が大きくなる前に!
早めに受診を

 

くさび状欠損は、
歯科用の樹脂を詰めることで、
しみるのを軽減させつつ、
見た目も綺麗にすることができます。

 

 

 

しかし、ブラッシングや歯ぎしりなど、
原因となる日々の習慣を解決しない限り、
せっかく樹脂を詰めてもすぐに剥がれ落ち、
くさび状欠損が更に大きくなるばかりです。

 

そのためにも、まずは
「ブラッシング法や歯ブラシの選び方を見直す」
「歯ぎしり用マウスピースを着用する」など、
原因に対するアプローチが重要です。

 

 

歯科医院では、皆さまの症状に合わせた、
最適なアドバイスをすることができます。

 

原因や対処法についてのご相談など、
いつでもお待ちしておりますので、
症状が悪化する前に、
早めの受診を心がけてくださいね!

 

 

 

さくらの山歯科クリニック
〒350-2203 埼玉県鶴ヶ島市上広谷2-10MRビル1F
TEL:049-237-7564
URL:http://www.sakuranoyama.jp/
Googleマップ:https://g.page/r/CWnO9qk_LmsCEAE

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2023年5月31日 水曜日

6月休診日情報

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2023年5月8日 月曜日

「治療の中断」は絶対厳禁!

 

こんにちは。院長の内山です。
暖かな日も増え、
キャンプやピクニックなどの
レジャーを楽しむ方も多いかと思います。

 

しかし、アウトドアは
天候に左右されてしまうため、
予定していた計画が中止になってしまった…
というケースも起こり得ます。

 

こうした「予期せぬ中断」が起こると、
楽しい気分も台無しになってしまいますよね。

 

実は、歯科においても『中断』
皆さんの「不幸」につながってしまう
場合があります。

 

 

それは、歯科治療の中断です。

 

 

 

 

◆リスク1.治療が長引く

 

むし歯の治療を進めていくと、
「仮詰め」や「仮歯」といった処置を行う場合があります。

 

これらは、文字通り
ちゃんとした「つめもの」「かぶせもの」を作っている間、
患部を塞いでおくためののもの。

 

すぐに外す前提のため、
外れやすく、材質も脆いので
すき間が生じやすくなっています。

 

 

「もう痛くないから」と、
自己判断でうっかり通院を止めてしまうと、
むし歯が再発する場合や、
治療開始時より悪化してしまう、
ということもしばしばあります。

 

 

また、「型取りを終えたあと」の中断にも注意が必要です。

あまり長く放置すると、再び型取りをして
つめものやかぶせものを
新しく作り直さなくてはならない場合もある
ため、
無駄に治療期間が延びてしまうことになります。

 

 

 

 

◆リスク2.歯の寿命が短くなる

 

治療の中断には、
「歯の寿命が短くなる」というリスクもあります。

 

たとえば、仮歯や仮詰めをしたところは
細菌が溜まりやすく、中断して放置すると
新たなむし歯ができてしまいます。

 

特に、むし歯が神経にまで達してしまうと、
神経をとらなくてはならず、
歯の寿命が著しく短くなります。

 

 

また、神経をとり除いた後などに行う
「歯の根の治療」の中断も注意が必要です。

 

むし歯になりやすいだけでなく、
根っこが弱くなっているため、
割れたりヒビが入ったりしやすくなります。

 

そうなってしまうと
「抜歯」せざるを得なくなることが多いため、
「歯の根の治療」は必ず最後まで受けましょう。

 

 

 

 

そして、「歯周病治療の中断」
歯の寿命に大きな影響を及ぼします。

 

歯周病は、進行すると
歯を支えている骨が溶けてしまう恐ろしい病気です。

 

その原因が「歯周病菌」であり、
すみ家となっているのが『歯石』です。

 

そのため歯周病の進行を食い止めるために、
「歯石の除去」を行っていきます。

 

しかし、治療を中断してしまうと、
何百億という細菌が、
歯石に隠れて増殖しながら歯を支える骨を溶かし続け、
やがては歯が抜け落ちてしまうのです。

 

 

 

 

◆リスク3.治療費が高くなる

 

リスク1、リスク2からもわかるように
治療を中断すると、治療のやり直しや、
さらなる悪化の原因となります。

 

それによって当然、
時間治療費も余計にかかってしまいます。

 

 

 

中断せずに
最後までしっかり通院することで得られるのは、
歯の健康だけではありません。

 

貴重な時間を無駄にせず、
経済的な負担を抑える
ことにもつながるのです。

 

 

 

むし歯や歯周病といったお口の病気は、
放っておいても自然に治る病気ではありません。

 

誤った状態で放置すると、
確実に悪化します。

 

私たちが
「治療は終わりました」とお伝えするまで、
欠かさず通院を続けてください。

 

 

もし、急用などで
やむを得ず来院できないとき
には、
必ずご相談ください。

 

皆さまの大切な歯を残すため、
私たちが全力でサポートさせていただきます!

 

 

 

さくらの山歯科クリニック
〒350-2203 埼玉県鶴ヶ島市上広谷2-10MRビル1F
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2023年4月6日 木曜日

親知らずが生えてきたら抜かなきゃダメ?

 

こんにちは。院長の内山です。
桜も咲き、草木も地面から顔を出すこの季節、
すっかり春めいてまいりましたね。

 

さて、植物が芽吹くように、
「気付くと顔を出している」ものが、
皆さまのお口の中にも存在します。
その存在とは「親知らず」です。

 

今回は、あまりよく知られていない
親知らずの正体や、
「もし生えてきたら抜かなくてはいけないのか」
という疑問についてお答えしたいと思います。

 

 

 

 

◆そもそも、「親知らず」とは

 

親知らずとは、
10代後半から20代後半に生えてくる永久歯です。

 

前歯から数えて8番目に位置する、
歯列のなかで一番奥に生えてくる歯で、
正式名称は
「第三大臼歯(だいさんだいきゅうし)といいます。

 

他にも、「智歯」「知恵歯」など、
さまざまな呼び方がありますが、
おそらく皆さんが最も聞き馴染みがある名前は、
「親知らず」ではないでしょうか。

 

 

 

この「親知らず」という名前の由来は諸説ありますが、
一説によると、昔は現代よりも寿命が短かったため、
この歯が生えるころには親が亡くなっていることが多く、
そこから「親知らず」と呼ばれるようになったそうです。

 

そんな親知らずが生えてくるときは、
上あご・下あごの左右に2本ずつで、
合計で4本生えることがあります。

 

しかし、4本とも必ず生えてくるとは限りません。

 

 

「もともと親知らずがない」という方もいれば、
「歯ぐきの中に埋まったまま生えてこない」
という方もいて、
歯ぐきから顔を出す本数には個人差があります。

 

 

 

 

◆親知らずが生えてきたら抜くべき?

 

親知らずが生えてくる際、スペースが足りず、
まっすぐ生えてこないこともしばしばあります。

 

「斜めに傾いた親知らず」や、
「一部だけ顔を出している親知らず」
汚れが溜まりやすいため、
むし歯や歯周病のリスクが高くなるほか、
「智歯周囲炎(ちししゅういえん)という
炎症を起こしやすくなります。

 

 

 

 

また、斜めに生えてきた親知らずは、
歯並びを悪くする可能性もあります。

 

 

このように、周囲の歯や、
歯ぐきなどの歯周組織
悪影響を及ぼしている場合は、
親知らずの抜歯をおすすめいたします。

 

 

 

 

◆無理に抜く必要はありません

 

しかし、正常に生えており、
皆さまの健康に悪影響を及ぼさない場合
無理に抜歯をする必要はありません。

 

ただし、親知らずは歯ブラシが届きにくいため、
むし歯や歯周病にならないよう、
しっかりケアをする必要があります。

 

生え方によっては、『タフトブラシ』
『デンタルフロス』などの
補助的清掃用具を使っていただくのがおすすめです。

 

正しい歯みがきの方法や、
補助的清掃用具の使い方などは、
私たちが皆さんに指導することもできますので、
ぜひご相談ください。

 

 

 

また、親知らずが骨の中に埋まったままで、
痛みや腫れなどの症状が出ていない場合
すぐに抜く必要はありません。

 

 

 

 

親知らずの生え方には個人差があり、
むし歯や歯周病のリスクも人それぞれです。

 

「抜歯が必要かどうか」は、
皆さまの健康を第一に考え、
私たち歯科医院が最善の判断をしています。

 

ご心配なことがあれば、ぜひ一度ご相談ください。

 

 

 

さくらの山歯科クリニック
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