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さくらの山歯科クリニックブログ

2025年12月9日 火曜日

前歯が虫歯になったらどう治療する?治療法や予防法も紹介

こんにちは。埼玉県鶴ヶ島市「鶴ヶ島駅」より徒歩8分にある歯医者「さくらの山歯科クリニック」です。

虫歯になった前歯

前歯は口元の印象を大きく左右するため、虫歯になると見た目や発音などさまざまな面に影響を及ぼす可能性があります。虫歯は初期の段階では自覚症状がほとんどないため、気づかないうちに進行していることも少なくありません。

特に、前歯の裏側や歯と歯の間は、発見が遅れやすい部位です。虫歯が進行すると治療が複雑になり、通院回数や費用が増えることも考えられます。

この記事では、前歯が虫歯になる原因や治療方法、さらに虫歯を防ぐための予防策について、わかりやすく解説します。

前歯が虫歯になる原因

口腔内の細菌のイメージ

虫歯は、口腔内の細菌によって糖分が分解されて発生する酸により、歯が溶かされて発生します。人間の唾液には自浄作用や再石灰化作用があり、お口の中の汚れを洗い流す役割を担っています。

しかし、甘い食べ物や飲み物を頻繁に口にする場合には、口腔内が酸性に傾きやすくなり、脱灰が進みます。前歯の根元は歯垢が溜まりやすく、酸による影響を受けやすいといえるでしょう。

また、就寝中は唾液の分泌量が減少し、細菌が繁殖しやすい状態になります。そのため、寝る前にしっかりと歯磨きできていない場合や甘い食べ物や飲み物を摂取している場合、虫歯が進行しやすいです。

前歯の虫歯を放置するリスク

前歯の虫歯を放置するリスクのイメージ

前歯に発生したものに限らず、虫歯は初期段階では目立った自覚症状が現れにくいです。このため、進行してから気づく方も少なくありません。また、痛みがないからと放置する方もいるでしょう。

しかし、前歯の虫歯を放置すると、見た目や機能だけでなく、全身の健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。ここでは、前歯の虫歯を放置するリスクについて解説します。

見た目が悪くなる

前歯は口を開けたときに最も目立ちやすい部分です。早期に虫歯を治療しなかった場合、虫歯が徐々に進行して歯が茶色や黒色に変色したり、大きく欠けたりします。

虫歯の見た目が気になり、人前で笑うのを控えるようになる方も少なくありません。仕事や日常生活における人とのコミュニケーションにも影響が出る可能性があります。

歯並びや噛み合わせに悪影響を及ぼす

前歯の虫歯を放置すると、虫歯が進行して歯が欠けたり抜けたりすることがあります。歯が欠けたり抜けたりすると、歯並びや噛み合わせに悪影響を及ぼし、全体のバランスを崩すことにつながります。

また、歯並びが乱れるとさらにブラッシングがしにくくなり、虫歯のリスクが高まります。

痛みが強くなる

虫歯の初期段階では、痛みを感じることはほとんどありません。

しかし、虫歯が進行して神経に近づくにつれて、ズキズキと強い痛みが発生するようになります。放置すると、痛みが夜間の睡眠を妨げるようになるかもしれません。

歯を失うリスクが高まる

虫歯が神経にまで達すると、神経を取り除く根管治療が必要になります。根管治療を行って歯を残せたとしても、歯の神経や血管を除去するため脆くなり、破折のリスクが高くなります。

また、根管治療を行っても歯を残せなくなったり、根管治療後に歯を失ったりする可能性も高くなってしまいます。

虫歯菌が全身の健康に悪影響を及ぼす

虫歯が悪化していくほど、口内の虫歯菌の数は増加していきます。この影響で虫歯菌が作り出す毒素が血流に乗り、全身を巡ることで、全身の健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。

虫歯菌が引き起こす全身疾患は、心疾患、脳卒中、糖尿病、肺炎などが挙げられます。特に、高齢者の場合には、誤嚥性肺炎のリスクが高まるでしょう。

前歯が虫歯になったらどうやって治療する?

前歯の虫歯を治療する様子

前歯にできた虫歯は、他の歯と同様に段階的に進行し、その進行度に応じた治療が行われます。前歯の虫歯治療では、見た目の美しさと機能性の両立が求められるため、使用する材料や治療方法に工夫がなされます。

ここでは、前歯の虫歯治療法を段階別に解説します。

初期の虫歯の治療法

前歯の虫歯が浅い場合、虫歯部分を削って取り除いたあと、レジンという歯科用プラスチックで詰める治療が一般的です。レジンは天然歯に近い色をしており、治療跡が目立ちにくいという利点があります。

処置は一回で完了することが多く、日常生活への影響も最小限に抑えられます。

中等度の虫歯の治療法

エナメル質や象牙質まで虫歯が進行すると、より大きな範囲の削合が必要になります。自然治癒することはないため、虫歯に侵された歯質を削り取り、詰め物や被せ物で補う必要があります。

虫歯部分を丁寧に削り取り、その大きさに合わせて型取りを行い、最終的に詰め物・被せ物どちらで修復するかを選択します。詰め物・被せ物の素材は保険診療と自由診療で異なりますので、患者様の希望や予算に応じて選びましょう。

重度の虫歯の治療法

神経まで達した虫歯の場合は、根管治療(こんかんちりょう)が必要です。神経を取り除いたあと根管内を洗浄・消毒し、薬剤を詰めて密閉します。根管治療後は被せ物で歯を補う必要があります。

歯を失った場合の治療法

根管治療をしても改善が見込めない場合は、抜歯を選択します。抜歯後は、歯の機能を補うために、ブリッジや入れ歯、インプラントなどの治療法を検討します。

ブリッジは、両隣の歯を削って土台を作り、人工歯を橋のようにかける方法です。短期間で治療が完了し、見た目も自然ですが、両隣の健康な歯を削る必要があります。

入れ歯は取り外し可能な人工歯で、健康な歯にバネを引っかけて固定します。外科手術が不要なため、幅広い年齢の方に選ばれています。

インプラントは、外科手術で顎の骨に人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を取り付ける方法です。顎の骨に人工歯根を埋め込むため、周りの歯に負担をかけません。また、天然歯に近い噛み心地と見た目を得られます。ただし、手術が必要で治療期間が長くなり、費用も高額になりがちです。

前歯が虫歯になるのを防ぐにはどうしたらいい?

フッ素塗布した歯のイメージ

前歯が虫歯になるのを防ぐには、正しいセルフケアと生活習慣の改善が不可欠です。特に、前歯は目につきやすい部分であるため、虫歯を予防する意識を高め、日々のケアに取り組むことが重要です。

ここでは、前歯が虫歯になるのを防ぐための具体的な方法を紹介します。

毎日の丁寧な歯磨き

虫歯予防において最も基本となるのは、毎日の丁寧な歯磨きです。前歯は目に見えて確認しやすい箇所ですが、歯と歯の間や歯ぐきとの境目には汚れが残りやすいです。これらの部分は虫歯菌の温床となりやすいため、意識して磨く必要があります。

特に、歯ブラシを歯と歯ぐきの境目に45度の角度で当て、小刻みに動かすことでプラークを効果的に除去できます。

また、歯ブラシだけでは落としきれない汚れもあります。デンタルフロスや歯間ブラシを併用することで、歯と歯の間、特に前歯の裏側などの狭い部分に付着したプラークもしっかりと除去できます。

デンタルフロスは、歯と歯の間に挿入し、前後にやさしく動かすと、歯にぴったりと密着したプラークを効率よく取り除くことができます。歯間ブラシは、歯と歯の間に余裕がある場合に使用するアイテムです。

食生活の見直し

前歯の虫歯を防ぐためには、食生活を見直すことも非常に重要です。甘いお菓子やジュースなど、糖分を多く含む食べ物の過剰摂取を控え、規則正しい食事を心がけるとよいでしょう。

また、噛む回数を増やすことで、唾液腺を刺激して唾液の分泌を促せます。唾液には、口腔内の細菌を洗い流す働きや、食べカスを溶かす作用があります。さらに、唾液には虫歯菌の働きを抑制する効果もあります。よく噛むことで、これらの唾液の作用を有効に活用できるでしょう。

フッ素を取り入れる

フッ素には、歯の再石灰化を促進し、初期の虫歯を修復したり、歯質を強化して虫歯の発生を阻止したりする働きがあります。毎日フッ素入り歯磨き剤で歯を磨くと、再石灰化を促しやすくなり、虫歯の予防につながります。

歯科医院の定期検診では高濃度のフッ素塗布が行われますので、虫歯予防のためにも検討すると良いでしょう。

定期的な歯科検診

見た目では分かりづらい小さな虫歯も、歯科医院での検診によって早期に発見・対処できます。自覚症状がない段階で自分で虫歯に気づくのは難しいため、定期的なチェックを習慣にしましょう。

また、クリーニングを受けることで、歯磨きだけでは落としきれない汚れや歯石も除去でき、お口全体の健康維持に役立ちます。

まとめ

虫歯になった前歯を治療して笑顔を見せる女性

前歯は、虫歯になりやすい部位のひとつです。前歯にできた虫歯を放置すると、歯が欠けたり、抜けたりするリスクがあります。また、放置すると全身に悪影響を及ぼす可能性も否定できません。

そのため、前歯に虫歯ができた場合は速やかに治療を受けることが重要です。

前歯の虫歯治療を検討されている方は、埼玉県鶴ヶ島市「鶴ヶ島駅」より徒歩8分にある歯医者「さくらの山歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

当院は、お子さまからお年寄りまで安心して通える、優しくてアットホームな歯医者さんを目指しています。虫歯治療や歯周病治療だけでなく、お子さまの治療や審美歯科にも力を入れています。

当院のホームページはこちら、ぜひご覧ください。

投稿者 さくらの山歯科クリニック

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