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さくらの山歯科クリニックブログ

2025年8月12日 火曜日

入れ歯の種類を徹底解説!自分に合った入れ歯の選び方も

こんにちは。埼玉県鶴ヶ島市「鶴ヶ島駅」より徒歩8分にある歯医者「さくらの山歯科クリニック」です。

様々な種類の入れ歯

歯を失った際の治療法として、入れ歯は今も多くの方に選ばれている選択肢のひとつです。一口に入れ歯と言っても、部分入れ歯・総入れ歯・保険適用と自費診療の違いなど、種類や特徴はさまざまです。

自分にとってどのタイプが合っているのか分からず、悩まれている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、入れ歯の基本的な種類や素材の違い、それぞれのメリット・デメリットをわかりやすく解説します。

入れ歯には総入れ歯と部分入れ歯がある

入れ歯の状態を鏡で確認する男性

入れ歯と一口に言っても、その種類には大きく分けて総入れ歯と部分入れ歯があります。ここでは、総入れ歯と部分入れ歯の違いや、それぞれの特徴についてわかりやすく解説します。

総入れ歯とは

総入れ歯は、上顎または下顎、あるいは両方の歯がすべて失われている場合に使用される入れ歯です。人工の歯と歯ぐきを一体化させた構造で、歯ぐき全体に吸着させるように装着します。

顎の骨の形や粘膜の状態によって吸着の強さが異なり、装着感には個人差があります。はじめのうちは違和感を覚えることもありますが、時間とともに慣れていく方も多く見られます。

見た目の自然さや、食事や会話への影響を最小限に抑えるためには、精密な型取りと適切な調整が欠かせません。

部分入れ歯とは

部分入れ歯は、歯が一部だけ欠損している場合に使用される入れ歯で、残っている歯を活かしながら装着します。一般的には、金属製やプラスチック製のバネ(クラスプ)で周囲の歯に固定する構造となっています。

残存歯の状態によっては、負担がかかりすぎないように設計を工夫する必要があり、適切な噛み合わせの調整が治療の成功に直結します。また、部分入れ歯は周囲の歯との調和や、見た目の仕上がりにも配慮することで、より快適に使えるようになります。

保険の入れ歯と自費の入れ歯の違い

自費の入れ歯

入れ歯には、健康保険が適用される保険の入れ歯と、自己負担で作製する自費の入れ歯があります。見た目や装着感、使用される素材、治療にかけられる時間などに違いがあり、それぞれにメリット・デメリットがあります。

以下に、保険の入れ歯と自費の入れ歯の違いについて解説します。

使用できる素材

保険診療の入れ歯では、使用できる素材に制限があります。基本的には、プラスチック製の床と、金属のバネが使用されます。この素材は一定の強度を保ちながらも、コストを抑えることができるため、経済的に治療を受けやすいのが特徴です。

一方、自費の入れ歯では、チタンやコバルトクロムなどの金属床、シリコーン素材、ノンクラスプタイプなど、見た目や装着感を重視した素材を選ぶことが可能です。より軽くて薄い構造に仕上げることができ、違和感の少ない入れ歯に仕上げられるでしょう。

見た目や審美性

保険の入れ歯では、バネ部分が目立つことが多く、笑ったときや会話中に金属が見える可能性があります。審美性を重視する場合、この点が気になる方も少なくありません。

自費の入れ歯では、金属を使わず透明な素材や自然な歯ぐき色を再現できる素材を選ぶことができるため、見た目がより自然になります。人と接する機会が多い方や見た目の違和感を減らしたい方にとっては、大きな利点と言えるでしょう。

装着感と使用感

保険の入れ歯は厚みがあり、装着時に違和感を覚えることがあります。また、噛み合わせの微調整や装着感の細かい調整には限度があり、使用者の口腔内に完全にフィットさせることが難しいケースもあります。

対して自費の入れ歯は、時間をかけて精密に型を取り、噛み合わせやフィット感を徹底的に調整することができます。そのため、食事や会話の際にも安定感があり、日常生活でのストレスを軽減しやすくなります。

作製にかけられる時間と工程

保険診療では、規定の範囲内で決められた工程と回数で治療を進める必要があるため、作製までの時間が短く、一定の流れで治療が進行します。これは、短期間で入れ歯が完成するというメリットでもありますが、細部まで時間をかけた対応が難しいともいえます。

一方、自費診療では工程や回数に制限がないため、時間をかけて細やかな調整が可能です。精密な噛み合わせのチェックや複数回の試適を行うことで、より個人に合った入れ歯を仕上げられるのです。

費用

保険の入れ歯には健康保険が適用されるため、自己負担額が少なく、経済的な負担を抑えることができます。費用をできるだけ抑えて治療を受けたい方にとっては、大きな魅力と言えます。

一方で、自費の入れ歯は全額自己負担となるため、素材や設計によっては数十万円以上かかることもあります。快適さや見た目、耐久性を重視する方にとっては、それだけの費用をかける価値があると感じられることも多いです。

保険の入れ歯と自費の入れ歯の種類

入れ歯を作成しているところ

以下に、保険の入れ歯と自費の入れ歯の種類や特徴を解説します。

保険診療で作る入れ歯の種類

保険の入れ歯では、使用できる素材が限られており、主にレジン(プラスチック)を使用した構造になります。部分入れ歯の場合は、残っている歯に金属製のバネ(クラスプ)を引っかけて固定します。総入れ歯もレジンで作製され、歯ぐき全体に吸着させることで装着します。

これらは必要最低限の機能を満たす設計であり、費用を抑えられる点が特徴です。

ただし、厚みがあり、装着時に違和感を覚えることもあります。見た目においても金属部分が目立ちやすいため、審美性を重視したい方には不向きと感じられる場合もあります。

自費診療で選べる入れ歯の種類

自費診療で選べる入れ歯の種類は、以下のとおりです。

金属床義歯

金属床義歯は、歯ぐきに触れる床部分をチタンやコバルトクロムなどの金属で作製した入れ歯です。レジン製に比べて薄く加工できるため装着時の違和感が少なく、強度にも優れています。

また、熱伝導性が高く、温かい食べ物や冷たい飲み物の温度を感じやすいため、食事をより自然に楽しめる点が大きな魅力です。

ノンクラスプデンチャー

ノンクラスプデンチャーは、金属のバネ(クラスプ)を用いず特殊な樹脂で歯ぐきにフィットさせる部分入れ歯です。金属が見えないため見た目が自然で、装着していることを周囲に気づかれにくいのが特徴です。

柔軟性の高い樹脂が歯ぐきにやさしく密着するので、装着感も快適です。

シリコーンデンチャー

シリコーンデンチャーは、入れ歯の裏側に弾力性のあるシリコーン素材を加工したタイプです。クッション性が高く歯ぐきへの圧力が分散されるため、痛みが出やすい方や粘膜が敏感な方に人気です。

吸着力も向上しやすい一方、シリコーンは経年劣化しやすいため定期的な張り替えやメンテナンスが必要になります。

マグネットデンチャー

マグネットデンチャーは、残っている歯根やインプラント体に金属をセットし、入れ歯側の磁石で固定する部分入れ歯です。バネを使わず見た目が自然で、磁力による強い保持力が得られるため、安定感が高く外れにくい点がメリットです。

ただし、磁石を使えるかどうかは口腔内の状態に左右されるため、精密検査と歯科医師の判断が欠かせません。

自分に合った入れ歯を選ぶときのポイント

歯科医師に入れ歯の種類について相談する女性

ここでは、入れ歯選びの際に押さえておきたいポイントを詳しく解説します。

使用目的やライフスタイルに合っているか

入れ歯を使用する方の生活スタイルによって、適切な入れ歯は異なります。たとえば、人と会話をする機会が多い方は、見た目の自然さや発音のしやすさが重要になります。

一方、咀嚼力を重視したい場合は、しっかりと固定できるタイプを選ぶことが望ましいでしょう。普段の食事内容や会話の頻度、趣味などを考慮して、無理なく使い続けられる入れ歯を選ぶことがポイントです。

装着感や違和感の有無

入れ歯は毎日使用するものであるため、装着時の違和感やフィット感の良し悪しは重要な判断材料です。保険の入れ歯は厚みがあるため慣れるまでに時間がかかることがあるでしょう。

一方、自費診療では薄く仕上げられる金属床や弾力性のあるシリコーン素材を選ぶことで、より自然な装着感が得られる可能性があります。初めての入れ歯で不安がある場合は、試適の回数や細かな調整に応じてくれる歯科医院を選ぶのも良い方法です。

審美性を重視するかどうか

入れ歯の見た目も、選択の際の大きなポイントとなります。前歯にバネがかかる部分入れ歯では、金属が目立ってしまうことがあり、特に人前で話す機会が多い方には不満に感じるかもしれません。

審美性を優先する場合は、金属を使わないノンクラスプデンチャーや、自然な歯ぐきの色を再現できる素材を使用したタイプを検討してみましょう。

費用と耐久性のバランスを考える

入れ歯の種類によって費用には大きな差がありますが、高価なものが必ずしもすべての方にとって最適というわけではありません。保険診療の入れ歯は費用を抑えられる一方で、素材や設計に制限があります。

自費の入れ歯は初期費用が高めですが、装着感や耐久性、見た目の面で満足度が高くなる傾向があります。自身の予算や将来的なメンテナンス費用を含め、トータルで考えることが大切です。

歯科医師との相談が不可欠

入れ歯選びにおいて、自己判断だけで決めるのではなく、信頼できる歯科医師との相談を通じて進めることが何よりも重要です。口腔内の状態や残存歯の本数、歯ぐきの厚みや粘膜の状態などによって、合う入れ歯の種類は変わります。

専門的な視点からのアドバイスを受けることで、無理なく長く使える入れ歯に出会える可能性が高まります。

まとめ

食事を楽しむシニア女性

入れ歯には、総入れ歯や部分入れ歯、さらに保険診療と自費診療での違いなど、多くの選択肢があります。それぞれに特徴があり、見た目や装着感、費用、耐久性といった点において異なるメリット・デメリットが存在します。

自分に合った入れ歯を選ぶためには、生活スタイルや優先したいポイントを明確にし、歯科医師としっかり相談しましょう。

入れ歯治療を検討されている方は、埼玉県鶴ヶ島市「鶴ヶ島駅」より徒歩8分にある歯医者「さくらの山歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

当院は、お子さまからお年寄りまで安心して通える、優しくてアットホームな歯医者さんを目指しています。虫歯治療や歯周病治療だけでなく、お子さまの治療や審美歯科にも力を入れています。

当院のホームページはこちら、ぜひご覧ください。

投稿者 さくらの山歯科クリニック

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