さくらの山歯科クリニックブログ
2025年6月17日 火曜日
審美歯科で治療する場合にかかる費用は?保険適用についても解説
こんにちは。埼玉県鶴ヶ島市「鶴ヶ島駅」より徒歩8分にある歯医者「さくらの山歯科クリニック」です。
近年、見た目の美しさを重視する人々の間で注目を集めているのが審美歯科です。審美歯科では、ホワイトニングやセラミック治療など、口元の印象を改善するさまざまな選択肢が用意されています。
しかし、一般的な歯科治療と異なり、審美歯科では保険が適用されないケースも多く、その費用が気になるという方は少なくありません。治療内容や素材によって金額に大きな差が出るため、事前に情報を収集しておくことがとても重要です。
この記事では、審美歯科でかかる費用の目安や、保険適用の有無、さらに医療費控除の対象になるかどうかといった点まで詳しく解説します。審美歯科治療を検討している方にとって、後悔しない選択をするための参考になれば幸いです。
審美歯科とは
審美歯科とは、歯や口元の見た目の美しさを追求することを目的とした歯科治療の分野です。虫歯や歯周病といった機能回復が主眼の一般歯科に対し、審美歯科は審美性の向上に重点を置いています。
代表的な治療には、歯の色を白くするホワイトニング、歯の形や並びを整えるセラミッククラウンやラミネートベニア、歯列矯正などがあります。特に、営業職や接客業といった人と接する機会が多い職種の方や結婚式などのイベントを控えている方に人気があります。
審美歯科は治療の自由度が高く、患者さまの希望に合わせたオーダーメイドの対応が可能な点が特徴です。色や形、素材の選択肢が豊富で、自然な見た目に仕上がるよう設計されており、医師との綿密なカウンセリングを通じて理想の口元を実現することができます。
一方で、審美目的の治療は保険の適用対象外になることが多く、費用が高額になる傾向にあります。そのため、審美歯科を選ぶ際は治療内容と費用、医師の技術、実績などを総合的に検討することが重要です。
審美歯科で治療する場合の費用
審美歯科の費用は、治療内容や使用する素材、クリニックの立地や設備、担当医の経験などによって大きく変動します。以下では、代表的な審美歯科の治療法ごとに、一般的な費用相場とその特徴を紹介します。
ホワイトニング
ホワイトニングは歯を白くする治療で、オフィスホワイトニング、ホームホワイトニング、デュアルホワイトニングの3つがあります。特徴や費用はそれぞれ異なります。
オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングは歯科医院で行う方法です。歯科医師や歯科衛生士が高濃度の薬品を扱って行うため、即効性が高いのが特徴です。施術を1回受けただけでも効果を実感できることが多く、イベントを控えている方によく選ばれています。
ただし、効果を長く持続させたい場合は定期的に施術を受ける必要があります。オフィスホワイトニングの費用は、1回あたり1万5,000円〜5万円程度です。
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングは、マウスピースと薬剤を用いて自宅で行い、数週間かけてじっくり白くしていく方法です。オフィスホワイトニングのようなスピード感はないものの、自分のペースで進められる点や自然な白さを目指せる点は魅力的です。
ホームホワイトニングにかかる費用は、2万円〜4万円程度です。初回のマウスピースの作成に1万5,000円〜4万円程度、使用する薬剤の費用が5,000円~1万円程度かかります。
デュアルホワイトニング
デュアルホワイトニングは上記2つの方法を組み合わせた方法です。その分かかる費用は高くなり、3万~9万円程度が相場です。費用はかかりますが、高い効果が期待できるため、多くの方に選ばれています。
セラミッククラウン
セラミッククラウンは虫歯治療の被せ物として使用されるほか、歯の色・形を整える目的でも用いられます。金属を一切使わず、見た目が自然なオールセラミッククラウンは1本あたり8万円〜15万円程度が相場です。
ジルコニアやe-maxなど、素材によって価格差があり、耐久性や審美性を考慮して選ばれます。
ラミネートベニア
ラミネートベニアは前歯の表面を薄く削り、セラミックのシェルを貼り付ける方法です。自然な見た目を再現できる点や治療が短期間で完了する点が魅力です。1本あたりの費用は10万円〜15万円前後が相場です。
歯の隙間や変色、軽度の歯並び修正などが可能ですが、削る量が少ない分、適応範囲が限られることもあります。
矯正治療
歯並びを整える矯正治療も、審美歯科の一環として行われることがあります。特に、目立たないマウスピース矯正は人気があり、総額で70万円〜100万円程度かかることが一般的です。部分矯正であれば20万円〜40万円程度と費用を抑えることも可能です。
ガミースマイル治療・歯肉整形
笑ったときに歯茎が目立つガミースマイルを改善するための治療で、レーザーや外科処置により歯肉のラインを整えます。費用は治療法によって異なり、5万円〜30万円程度と幅が広いです。審美性を重視する施術のため、美容外科や審美歯科で扱われることが多いです。
審美歯科での治療に保険は適用される?
審美歯科の治療は基本的に見た目の改善を目的としており、自由診療に該当するため、原則として健康保険は適用されません。健康保険が適用されるのは機能回復や健康維持を目的とした治療に限られているからです。
例えば、虫歯の治療や歯周病の治療、噛み合わせの改善など、明確に医療上の必要性が認められるケースが該当します。
しかし、一部の治療においては、条件を満たすことで保険が適用される場合があります。例えば、前歯の被せ物においては、見た目だけではなく機能的な理由がある場合、保険診療のレジン前装冠が選択肢となることがあります。
また、事故や病気によって歯を損傷した場合の治療にも、保険が適用される可能性があります。
なお、同じ治療名でも、保険診療と自由診療で使える材料や治療法に大きな違いがあるため、費用面だけでなく、仕上がりや耐久性についても比較検討することが大切です。保険診療は費用を抑えられる一方で、審美性や素材の自由度に制限がある点に留意しましょう。
審美歯科での治療は医療費控除の対象になる?
審美歯科の治療は高額になるケースも多いため、医療費控除の対象になるかどうかは多くの方が関心を寄せています。結論から言えば、すべての審美歯科治療が医療費控除の対象になるわけではありません。
医療費控除は、あくまで治療を目的とした医療行為に適用される制度であり、美容目的の場合は対象外となります。虫歯や歯周病治療の一環として行うセラミッククラウンの装着や、噛み合わせを改善するための矯正治療であれば、医療費控除の対象になるかもしれません。
これらは見た目の改善だけではなく、機能の回復という医療上の目的があるためです。特に、子どもの歯並びを改善するための矯正治療は、将来的な健康リスクを防ぐ意味でも、控除の対象とされるケースが一般的です。
一方で、歯のホワイトニングやラミネートベニアといった見た目を美しくすることのみを目的とした治療は、医療費控除の対象外となります。これらは医師の診断によって必要とされた治療ではなく、本人の審美的な希望に基づくものと判断されるためです。
医療費控除を受けるためには、治療内容が対象となるかどうかを確認するだけでなく、領収書や明細書を保管しておくことが重要です。また、確定申告の際に、治療内容や目的を明確に記載することで、スムーズな控除申請が可能になります。
疑問や不安がある方は、事前に相談してみましょう。
まとめ
審美歯科は、歯や口元の美しさを追求するための自由診療であり、その費用は治療内容や使用する素材によって大きく変動します。ホワイトニングやセラミッククラウン、マウスピース矯正などの選択肢があり、高額な費用がかかる一方で、満足度の高い結果を得られるでしょう。
ただし、基本的にこれらの治療には保険が適用されないことを理解し、費用面を含めた慎重な検討が必要です。また、治療の目的や内容によっては医療費控除の対象となる場合もあるため、領収書や治療明細の保管も忘れずに行いましょう。
審美歯科を検討する際は、信頼できる歯科医師との十分なカウンセリングを通じて、費用と効果のバランスを見極めることが重要です。自身のライフスタイルや予算に合った治療を選び、健康的で美しい笑顔を手に入れましょう。
審美歯科を検討されている方は、埼玉県鶴ヶ島市「鶴ヶ島駅」より徒歩8分にある歯医者「さくらの山歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。
当院は、お子さまからお年寄りまで安心して通える、優しくてアットホームな歯医者さんを目指しています。虫歯治療や歯周病治療だけでなく、お子さまの治療や審美歯科にも力を入れています。
当院のホームページはこちら、ぜひご覧ください。
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