さくらの山歯科クリニックブログ
2023年4月6日 木曜日
親知らずが生えてきたら抜かなきゃダメ?
こんにちは。院長の内山です。
桜も咲き、草木も地面から顔を出すこの季節、
すっかり春めいてまいりましたね。
さて、植物が芽吹くように、
「気付くと顔を出している」ものが、
皆さまのお口の中にも存在します。
その存在とは「親知らず」です。
今回は、あまりよく知られていない
親知らずの正体や、
「もし生えてきたら抜かなくてはいけないのか」
という疑問についてお答えしたいと思います。
◆そもそも、「親知らず」とは
親知らずとは、
10代後半から20代後半に生えてくる永久歯です。
前歯から数えて8番目に位置する、
歯列のなかで一番奥に生えてくる歯で、
正式名称は
「第三大臼歯(だいさんだいきゅうし)」といいます。
他にも、「智歯」「知恵歯」など、
さまざまな呼び方がありますが、
おそらく皆さんが最も聞き馴染みがある名前は、
「親知らず」ではないでしょうか。
この「親知らず」という名前の由来は諸説ありますが、
一説によると、昔は現代よりも寿命が短かったため、
この歯が生えるころには親が亡くなっていることが多く、
そこから「親知らず」と呼ばれるようになったそうです。
そんな親知らずが生えてくるときは、
上あご・下あごの左右に2本ずつで、
合計で4本生えることがあります。
しかし、4本とも必ず生えてくるとは限りません。
「もともと親知らずがない」という方もいれば、
「歯ぐきの中に埋まったまま生えてこない」
という方もいて、
歯ぐきから顔を出す本数には個人差があります。
◆親知らずが生えてきたら抜くべき?
親知らずが生えてくる際、スペースが足りず、
まっすぐ生えてこないこともしばしばあります。
「斜めに傾いた親知らず」や、
「一部だけ顔を出している親知らず」は
汚れが溜まりやすいため、
むし歯や歯周病のリスクが高くなるほか、
「智歯周囲炎(ちししゅういえん)」という
炎症を起こしやすくなります。
また、斜めに生えてきた親知らずは、
歯並びを悪くする可能性もあります。
このように、周囲の歯や、
歯ぐきなどの歯周組織に
悪影響を及ぼしている場合は、
親知らずの抜歯をおすすめいたします。
◆無理に抜く必要はありません
しかし、正常に生えており、
皆さまの健康に悪影響を及ぼさない場合は
無理に抜歯をする必要はありません。
ただし、親知らずは歯ブラシが届きにくいため、
むし歯や歯周病にならないよう、
しっかりケアをする必要があります。
生え方によっては、『タフトブラシ』や
『デンタルフロス』などの
補助的清掃用具を使っていただくのがおすすめです。
正しい歯みがきの方法や、
補助的清掃用具の使い方などは、
私たちが皆さんに指導することもできますので、
ぜひご相談ください。
また、親知らずが骨の中に埋まったままで、
痛みや腫れなどの症状が出ていない場合も
すぐに抜く必要はありません。
親知らずの生え方には個人差があり、
むし歯や歯周病のリスクも人それぞれです。
「抜歯が必要かどうか」は、
皆さまの健康を第一に考え、
私たち歯科医院が最善の判断をしています。
ご心配なことがあれば、ぜひ一度ご相談ください。
さくらの山歯科クリニック
〒350-2203 埼玉県鶴ヶ島市上広谷2-10MRビル1F
TEL:049-237-7564
URL:http://www.sakuranoyama.jp/
Googleマップ:https://g.page/r/CWnO9qk_LmsCEAE
投稿者
カテゴリ一覧
- さくらの山歯科クリニックブログ (359)
- 料金表 (1)
- 未分類 (24)
- 求人情報 (3)
最近のブログ記事
月別アーカイブ
- 2024年10月 (2)
- 2024年9月 (2)
- 2024年8月 (1)
- 2024年7月 (1)
- 2024年6月 (1)
- 2024年5月 (1)
- 2024年4月 (1)
- 2024年3月 (1)
- 2024年2月 (1)
- 2024年1月 (1)
- 2023年12月 (1)
- 2023年11月 (1)
- 2023年10月 (1)
- 2023年9月 (1)
- 2023年8月 (1)
- 2023年7月 (1)
- 2023年6月 (1)
- 2023年4月 (1)
- 2023年3月 (1)
- 2022年12月 (1)
- 2022年10月 (1)
- 2022年9月 (1)
- 2022年8月 (2)
- 2022年7月 (1)
- 2022年6月 (2)
- 2022年5月 (2)
- 2022年4月 (2)
- 2022年3月 (2)
- 2022年2月 (2)
- 2022年1月 (2)
- 2021年12月 (3)
- 2021年11月 (2)
- 2021年10月 (2)
- 2021年9月 (2)
- 2021年8月 (3)
- 2021年7月 (2)
- 2021年6月 (2)
- 2021年5月 (2)
- 2021年4月 (2)
- 2021年3月 (2)
- 2021年2月 (2)
- 2021年1月 (2)
- 2020年12月 (2)
- 2020年11月 (2)
- 2020年10月 (1)
- 2020年9月 (2)
- 2020年8月 (3)
- 2020年7月 (2)
- 2020年6月 (4)
- 2020年5月 (5)
- 2020年4月 (3)
- 2020年3月 (5)
- 2020年2月 (4)
- 2020年1月 (1)
- 2019年12月 (4)
- 2019年11月 (2)
- 2019年10月 (2)
- 2019年9月 (3)
- 2019年8月 (3)
- 2019年7月 (3)
- 2019年6月 (1)
- 2019年4月 (2)
- 2019年3月 (3)
- 2019年1月 (4)
- 2018年12月 (3)
- 2018年11月 (4)
- 2018年10月 (4)
- 2018年9月 (3)
- 2018年8月 (3)
- 2018年7月 (5)
- 2018年6月 (3)
- 2018年5月 (5)
- 2018年4月 (4)
- 2018年3月 (4)
- 2018年2月 (4)
- 2018年1月 (4)
- 2017年12月 (6)
- 2017年11月 (4)
- 2017年10月 (5)
- 2017年9月 (4)
- 2017年8月 (4)
- 2017年7月 (5)
- 2017年6月 (4)
- 2017年5月 (4)
- 2017年4月 (5)
- 2017年3月 (4)
- 2017年2月 (4)
- 2017年1月 (3)
- 2016年12月 (4)
- 2016年11月 (4)
- 2016年10月 (4)
- 2016年9月 (5)
- 2016年8月 (4)
- 2016年7月 (3)
- 2016年6月 (3)
- 2016年5月 (5)
- 2016年4月 (3)
- 2016年3月 (4)
- 2016年2月 (3)
- 2016年1月 (4)
- 2015年12月 (5)
- 2015年11月 (5)
- 2015年10月 (4)
- 2015年9月 (4)
- 2015年8月 (4)
- 2015年7月 (3)
- 2015年6月 (3)
- 2015年5月 (3)
- 2015年4月 (2)
- 2015年3月 (2)
- 2015年2月 (4)
- 2015年1月 (4)
- 2014年12月 (4)
- 2014年11月 (3)
- 2014年10月 (4)
- 2014年9月 (3)
- 2014年8月 (3)
- 2014年7月 (3)
- 2014年6月 (4)
- 2014年5月 (4)
- 2014年4月 (3)
- 2014年3月 (4)
- 2014年2月 (5)
- 2014年1月 (4)
- 2013年12月 (2)