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さくらの山歯科クリニックブログ

2021年11月11日 木曜日

新米パパ・ママ必見!妊娠中に増えるお口のトラブル

 

こんにちは。院長の内山です。
11月23日は年内最後の祝日、
「勤労感謝の日」ですね。

 

文字からすると
「働く人に感謝する日」だと思われがちですが、
実はそれは少し違います。

 

 

この日は

勤労を尊び、
生産を祝い、
国民がたがいに感謝しあう日

つまり、
「『働くこと』そのものに感謝する日」なんですね。

 

 

今年最後の祝日を、
日頃がんばっているご家族や自分へのご褒美として
ゆっくり過ごしてみるのはいかがでしょうか。

 

 

 

さて、そんな「勤労」といえば、
近ごろは男女関係なく仕事をしている人が多く、
なかには、妊娠中でも働くお母さんもいらっしゃいます。

 

 

しかし、妊娠中の身体には様々な変化が起こるため、
今までのようにいかないこともたくさんあります。

 

そしてそれはお口の中でも同じ。

 

皆さんも、
「妊婦さんは、むし歯や歯周病になりやすい」
といった話を聞いたことはないでしょうか?

 

 

今回はそんな妊娠中に増える、
お口のトラブルについてご紹介します。

 

 

 

◆妊娠中はお口のトラブルの悪循環に注意!!

 

妊娠すると女性ホルモンが増加します。
実は、歯周病を引き起こす歯周病菌の中には
「女性ホルモンによって活発化」するものがあり、
歯周病のリスクが増大します。

 

すると、歯ぐきに腫れ出血がみられるようになり
さらに、お口の中がネバネバするなど
不快な状態になることが少なくありません。

 

 

また、ホルモンバランスが乱れると
「妊娠性エプーリス」という病気になり
歯ぐきに「できもの」ができることもあります。

 

 

 

これらはいずれも、
「痛み」「出血」を伴うため、
歯みがきしづらくなります。

 

すると、
お口の細菌がどんどん増えることになり、
歯周病がさらに進行して、
もっと腫れや出血がひどくなる…。

 

こうした悪循環になってしまうのです。

 

もちろん、細菌が増えれば歯周病だけでなく
むし歯の危険性も高まります。

 

 

 

 

◆母体だけじゃない!
歯周病は赤ちゃんにも影響が…

 

さらに、歯周病はお口の中のトラブルに留まらず、
赤ちゃんにも影響を及ぼします。

 

歯周病はお口の中だけでなく、血管内に細菌が入り込んで
全身に影響を及ぼします。

 

実は、妊娠中に歯周病になると
「低体重児・早産のリスク」が高くなる
ということが明らかになっているのです。

 

 

 

 

日々の歯みがきは、歯周病予防の基本!

 

ですが、
妊娠中はつわりがひどいと
歯みがきが難しいこともあります。

 

 

そんな時は、
・歯みがき粉の味を変える
・洗口液を使う

それも難しければ、
うがいをするだけでもいいので、
お腹の赤ちゃんを守るためにも
お口を可能な限り清潔に保つように
心がけてみてください。

 

 

 

 

 

◆妊娠中でも治療はできる?

 

妊娠中の歯科治療というと、
赤ちゃんへの影響を気にして
治療をためらうお母さんもいらっしゃいます。

 

しかし、病気を放置していると
お母さんのストレスが増えたり、
低体重児・早産のリスクが高まったりして、
かえって悪影響を与えることも。

 

そのため、しっかり治療するほうが
赤ちゃんにとってもお母さんにとっても、
確実にメリットがあります。

 

 

安定期に入れば、
ほとんどの治療を受けていただくことができますし、
麻酔やレントゲンなども
胎児にほぼ影響はありません。

 

 

 

また、安心してお産に臨めるよう、
妊娠初期と安定期には
歯科検診を受けましょう。

 

 

心配事などのストレスは溜め込まないように、
気になることがあればいつでもご質問ください。

 

 

さくらの山歯科クリニック
〒350-2203 埼玉県鶴ヶ島市上広谷2-10MRビル1F
TEL:049-237-7564
URL:http://www.sakuranoyama.jp/
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2021年11月7日 日曜日

口呼吸[若葉、鶴ヶ島、川越の歯医者 さくらの山歯科クリニック]

皆様こんにちは。
11月に入り寒くなってきました。
今年もあと二ヶ月です。
私も今年やり残した事が無いか確認していきたいと思います。

今回は口呼吸についてお話ししたいと思います。
人は鼻で呼吸をします。
鼻からの空気では足りなくなった時に口からの空気を利用します。
母乳の時の赤ちゃんは全て鼻呼吸で行っています。
徐々に口呼吸を覚えていき、鼻炎や癖などで口で呼吸する割合が高まってくると、
口呼吸の方が空気の量も多く取り込めるため、鼻呼吸より口呼吸が中心となってしまいます。

口呼吸のデメリットとは?

①.前歯の虫歯が増える
口呼吸の方はいつも口を開いているため、前歯が乾燥してしまいます。
歯は唾液によって常にミネラルを供給さて、初期虫歯を直しています。
唾液がないとすぐに虫歯になりやすくなります。

②歯に着色が付きやすくなる
歯の表面は濡れていることによって汚れが着きにくくなっています。
乾燥した状態だと鼻呼吸の人に比べ着色が付きやすくなってしまいます。

③歯茎が腫れて歯周病になる
口の中は細菌が多い場所です。
歯茎は粘膜のため常に唾液の殺菌作用によって洗い流されています。
口呼吸で歯茎が乾燥してしまうと歯茎が腫れて赤くなってしまい、歯周病になってしまいます。

④口臭が強くなる
口臭の原因は口の中の細菌です。
唾液の殺菌作用によって細菌は抑えられています。
口呼吸によって唾液量が減ると細菌の量が増えて口臭が強くなりやすくなります。

他にも
・出っ歯になりやすい
・睡眠時無呼吸症候群になりやすい
・風邪を引きやすい
・アレルギーを起こしやすい
等いろいろなデメリットがあります。

口呼吸改善方法

①鼻炎等で口呼吸の場合は耳鼻科に行く
完全に鼻で呼吸ができない人はまず耳鼻科での治療が必要です。
アレルギー性鼻炎、蓄膿症等の治療を行いある程度鼻の通りをよくする必要があります。

②寝るとき唇にテープを貼る
通販等で売っている鼻呼吸テープというものがあります。
鼻につけるものではなく、夜寝るときに唇を閉じるために使うものです。
唇を閉じる意識を付けるためには効果的です。

③口呼吸と出っ歯を改善するマウスピース矯正
歯並びは舌や口の周りの筋肉、そして呼吸の仕方によって悪くなります。
マウスピース矯正装置を使いながら歯並びを悪くしている原因に治療をする方法。
口呼吸と歯並びを同時に治療していきます。

④口の周りの筋肉をトレーニングする
口呼吸の方は口をいつも開けているため、唇が反って、筋肉が弱い方が多いです。
口腔筋機能療法とは、舌や口の周りの筋肉を正しく使えるように練習することです。
行うことによって口の周りの筋肉を鍛え、しっかり口が閉じられる力をつけていきます。

人によっていろいろな原因が当てはまります。
気になる方は気軽にお尋ねください。

定期健診のご連絡も、
皆様のご来院もお待ちしております。

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2021年10月24日 日曜日

歯を失ってしまったら

こんにちは。
急に冷え込みが厳しくなりましたね。気温差に身体がついていけない感じですが、今年はインフルエンザの大流行も予想されていますね。コロナとともに、引き続きしっかり感染対策をしていきましょう。

今回は、歯を失ってしまった場合の治療についてお話します。

虫歯や歯周病、突然の事故などで歯を失ってしまうことがあります。
「1本くらいなら大丈夫」「見えないから大丈夫」と、放置してしまう方もいるようですが…
1本でも歯を失うとお口全体のバランスが崩れ、さまざまな問題を招くことが考えられます。

歯がない状態を放置していると、その隙間を埋めるように隣の歯が傾いてきたり、直接噛み合っていた歯が伸びてきたりします。そうなると、歯並びや噛み合わせが悪くなり物が上手く噛めない、お口が開けにくい、顎が痛くなるなどの症状を引き起こします。
よく噛めないことで咀嚼機能が低下し胃腸への負担が大きくなったり、脳への刺激が少なくなり認知症のリスクが上がるとも言われています。また、食べられるものが限られて栄養が偏ることで高血圧や糖尿病など全身疾患のリスクも上がります。

お口の機能を維持するために、歯がなくなった部分には早めに次の歯を入れる必要があるのです。治療の方法は歯を失った場所や本数、その方のお口の状態にもよりますが大きく分けて3つあります。

◎ブリッジ
6898D389-8BCE-47DA-8EC4-BF4B1F1A3BC7.png失ってしまった歯の両隣の歯を支えにして、両岸に橋を架けるように人工の歯を装着します。取り外しをしないので安定感があります。両隣の歯を削らなくてはいけないことが欠点です。

◎入れ歯
D2E013B5-151B-4F73-8906-CA3E9BBE295C.png残っている歯に金属のフックを掛け取り外しをします。残っている歯を大きく削ることがないのがメリット。取り外しをするためブリッジのような安定感はないこと、金属のフックを歯に掛けること、取り外しをすることがデメリットな点です。

◎インプラント
69E9DF22-0A9E-4D13-A9CC-EB111D497383.jpeg歯を支えている歯槽骨に人工の歯根を埋め込み、その上に冠や入れ歯を装着する方法です。メリットは、自分の歯のように噛める、周りの健康な歯を削らずに済む、見た目が自然などあります。デメリットは、手術が必要な為治療に時間がかかる、歯槽骨の状態によりできない場合がある、保険適用外な為治療費が高額等です。(当院では行っておりません)

歯を失って長時間が経過してしまうと、スペースがなくなり希望する方法での治療が難しくなります。
健康を維持するために早めの治療をおすすめします。

当院では、患者様の状況やご希望に沿った診療を行なっております。
お気軽にお問い合わせください。

皆様のご来院スタッフ一同お待ちしております。

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2021年10月10日 日曜日

むし歯について

こんにちは。
10月とは思えない暑い日が続いていますね。一方、朝晩の気温は段々と低くなり日中との寒暖差が大きくなってきています。体調を崩しやすい時期ですので、食事と睡眠をしっかり摂って免疫力を高めていきましょう。

皆さん、歯科医院に行くタイミングはどのような時ですか。定期的に通っている方もいますが、「歯が痛くなったから」という方が多いのではないでしょうか。今回は歯の痛みの原因の一つである「むし歯」についてお話ししたいと思います。

◆むし歯とは
むし歯は、口の中に常に存在する細菌であるミュータンス菌や乳酸桿菌など、むし歯の原因となる「う蝕原因菌」が引き起こします。通常はあまり悪影響を及ぼさないのですが、砂糖の主成分であるスクロース(ショ糖)などを摂ると、う蝕原因菌はそれらの糖を分解し、歯垢(プラーク)と酸を作り出します。その結果、歯の成分であるカルシウムやリンが歯の最表面であるエナメル質から溶け出す「脱灰」が起こります。一方、唾液などには酸を中和する作用があり、これにより時間の経過とともに失われたカルシウムやリンがエナメル質に再び沈着して結晶化し、脱灰していた部分が修復されます。この状態を「再石灰化」といいます。
その後、長時間にわたって脱灰する量が再石灰化する量よりも多い状態が続くと、脱灰されたところにくぼみ(う窩)ができ、歯が軟らかくなって形が崩れていきます。これが「むし歯」です。

◆むし歯治療
いったんう窩が形成されてしまうと、再石灰化されたとしても完全な修復は不可能となり、健全な歯に戻すことはできません。う窩ができても、初期はあまり自覚症状がありません。気づかぬままそのまま放置している間にむし歯は進行してしまいます。
C1:エナメル質がむし歯になった状態です。通常、痛みは感じません。治療はう窩をプラスチック(レジン)で詰めます。
C2:エナメル質の内側の象牙質までむし歯が進んだ状態です。甘いものや冷たいものがしみるようになります。治療はう窩をレジンや金属で詰めます。
C3:歯の中心部にある神経(歯髄)までむし歯が進んだ状態です。熱いものがしみてズキズキする強い痛みがあります。治療は細菌に感染した歯髄を取り除き、中を清掃・消毒して薬を詰め、金属などのかぶせものを装着します。
C4:歯冠がほとんどむし歯で崩れ、歯根だけが残った状態です。歯髄は死んでおり痛みが無くなることがありますが、歯根の先に膿が溜まると耐え難いほどの激しい痛みがあり、顔が腫れることもあります。歯根を残すことは難しく、通常は歯を抜くことになります。

歯や口の中の状態は一人一人違います。それぞれの歯や口の中の状態に合った歯磨き方法や、口腔ケアができているかがとても重要です。自分に合った歯磨き方法や口腔ケアについてわからないことがある場合はご気軽にご相談ください。
スタッフ一同、皆様のご来院をお待ちしております。

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2021年9月24日 金曜日

加齢に伴う口腔変化

こんにちは。
台風シーズンに入り暑かったり寒かったりと不安定な天気が続いていますが体調には気をつけて過ごしていきたいですね。

今回は加齢に伴う口腔変化についてお話しいたします。
口腔内も加齢とともに、さまざまな変化が起きてきます。

1.歯牙
歯牙とは歯のことです。噛み合わせの部分がすり減るため、歯の長さが短くなります。歯の色が黄色くなり、ヒビが入り、割れたり欠けやすくなります。

2.顎の骨
歯を支えている骨を歯槽骨といい、その他の顎の部分を、顎骨と呼びます。
歯がなくなっていくと、しだいに歯槽骨は吸収され少なくなります。上の顎骨は外側(唇や頬)から吸収され小さくなり、下の顎骨は内側(舌)から吸収されていきます。そのため、受け口のような状態になります。歯のなくなったお年寄りによく見受けられる顔貌になります。

3.歯肉
次第に萎縮して張りがなくなり、組織が薄くなり弾力がなくなります。そのため義歯による刺激を受けやすく、痛みが生じやすくなります。

4.唾液
しだいに唾液腺が萎縮し、唾液の分泌が悪くなり口腔乾燥を生じます。唾液の分泌が悪くなると、嚥下障害を起こすようになります。また抗精神薬などの服用により、その副作用として唾液の分泌が抑制されることがあります。

5.顎の関節
顎の関節がしだいにすり減り、顎が外れやすくなります。

6.下顎の不随意運動
罹患疾病などにより下顎が意思と関係なく動くようになり、義歯の安定が悪くなることがあります。

7.味覚
舌の味を感じる味蕾の表面が角化したり、味蕾そのものが萎縮したり、亜鉛不足などの栄養状態により味覚が落ちたり、わからなくなったり、甘味を苦味と感じるようになります。

8.その他
・歯科治療した部分の詰め物が脱離したり、壊れたりする
・義歯が破損したり、不適合になる
・食べ物残渣が口腔内に停留して不潔になる

このように口腔内にも加齢に伴って、支障が多く出てくるようになります。
定期的なメンテナンスでご自身の口腔内の状態を把握し、予防や治療していくことが大切になります。
気になることがありましたら、お気軽にご相談下さい。
皆様のご来院をスタッフ一同お待ちしております。

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