さくらの山歯科クリニックブログ
2021年1月11日 月曜日
虫歯の進行について
2021年明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い申し上げます。
コロナ禍の中、厳しい環境の中ではございますが、
春に向けて前に進んでいきたいですね。
新年初めはコロナ虫歯と話題にもなりました虫歯についてお話しさせて
頂きたいと思います。
小さな虫歯から大きな虫歯の治療、口腔に関する病気など、治療前にはしっかりとしたカウンセリングを行い、患者さまに親切・丁寧にご説明しております。患者さまに最適な治療法、改善法をご提案していきます。
虫歯の進行
虫歯の進行は下記のようにC0~C4~Perの分類に分けられ、進行程度によって治療内容が異なってきます
C0(要観察歯)
初期の虫歯です。まだ歯に穴は開いていない状態です。この状態の時は、フッ素塗布やキシリトールによる念入りな歯磨きなどで歯を再石灰化させる事が可能です。また、萌出中の大人の歯のかむ面(咬合面)の溝などには、歯ブラシの毛先も届きにくいので、予防処置として削らずに溝を埋めるシーラントが有効になります。
C1(エナメル質内のむし歯)
歯の表面のエナメル質のみに穴が開いている状態です。一般的に痛みなどの自覚症状はありません。ただ、放置すると進行してしまいますので抑制をはかり経過観察するか、もしくは削って詰める治療を行います。削る部分は最小限ですみます。
C2(象牙質に達するむし歯)
エナメル質より内側にある象牙質に達した虫歯です。まだ神経には達していない状態ですので、激しい痛みはありませんが冷たいものや甘いものがしみ始めます。金属または白い材質によって削って詰める治療を行います。
C3(歯髄に達するむし歯)
虫歯が歯の中心にある神経(歯髄)に達し、神経が炎症を起こした状態です。神経が圧迫され激しい痛みに襲われます。麻酔をして歯を大きく、深く削り神経を除去します。
C4(歯根に達するむし歯)
虫歯が大きくなりすぎて、歯が崩壊した状態です。神経は死んでしまっていることが多く、虫歯菌が血管から侵入し心臓病、腎臓病を引き起こす場合もあります。治療が可能な場合は治療しますが、かぶせ物がしっかりできないほど虫歯が大きい場合、抜歯しないといけなくなってしまいます。
Per(根尖性歯周炎)
歯の神経が死んで根の先に感染をおこした状態です。根の先が化膿して膿がたまっています。急性化すると歯ぐきがはれたり、痛みが出ます。歯の根の治療が必要です。
虫歯治療
虫歯治療は大きく分けると「つめる治療」と「かぶせる治療」があります。
まだ浅い虫歯であれば「つめる治療」を行います。しかし、歯と歯の間の虫歯が大きかったり、歯の神経に 達する ほど虫歯が大きい時は「かぶせる治療」を行います。歯の神経に達する虫歯は、神経を除去しないといけないので、費用も時間もかかってしまいます。
つめる治療
軽度な虫歯であれば、虫歯部分を削り直接白い詰め物をいたします。治療回数も、1か所につき1回の来院で済みます。
かぶせる治療
大きな虫歯になると虫歯の部分を削りその上に土台を作ります。形を整えて、型を取り、最後的にかぶせものして治療が終わります。
虫歯と神経がつながっていたり、虫歯によって強い痛みが出ている場合は神経を除去します。神経のあった部位を消毒し、薬を入れて、土台をたててから、かぶせ物をすることになります。
大きな虫歯になってしまうと、1本の歯でも段階をおって治療をしますので歯医者に何度も通わなくてはなりません。
お口の中で心配な点やお困りな点がございましたら
お気軽にご連絡下さいませ。
さくらの山歯科スタッフ一同お待ちしております。
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