さくらの山歯科クリニックブログ
2018年9月10日 月曜日
カルシウム[鶴ヶ島、川越、若葉の歯医者 さくらの山歯科クリニック]
少し秋晴れという日も見られるようになってきましたね。台風がやってくる季節です…皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、今日は歯にとっても重要な栄養素のカルシウムについてご紹介していきたいと思います。
カルシウムといって、何を思い浮かべられるでしょうか。
骨を強くする、背が大きくなる…と言ったイメージが強いのではないでしょうか。
人の体の中では、カルシウムの99%が、骨や歯の中に貯蔵カルシウム(ヒドロキシアパタイト)として存在しています。
しかし、人の体の中で重要となってくるのが、残りの1%、血液中や組織中に存在する機能カルシウムなのです。
この機能カルシウムは、血液を固めたり、神経の伝達時などに必要な材料となります。
機能カルシウムが少なくなる=食事から得られるカルシウムが減るすると、骨に蓄えられているカルシウムを血中へと放出して、機能カルシウム量維持するはたらきがおきます。
これがどんどん続くと…骨がスカスカの骨粗鬆症になってしまうということです。
日本人に一番不足している栄養素が、カルシウムとも言われています。
ご存知の通り、カルシウムは牛乳や小魚に多く含まれる食品です。
しかし、牛乳は臭みやアレルギー、小魚も美味しくないという理由から苦手なお子さんも多くいます。
ここで大事なのが、骨量は20歳前後で最大と言われているということです!つまり、20歳代以降カルシウムをしっかり摂取しても、骨密度を上げるのは難しいとされています。(骨粗鬆症進行防止等のため、大人でも推奨量摂取することは大切ですよ!)
よって、成長期にカルシウムをしっかり摂取することが大切なのです。
成長期にカルシウムが不足すると、将来骨がもろく骨折しやすくなったり、永久歯(大人の歯)がしっかり生えなかったり様々な影響があります。
各年代によって、カルシウムの推奨量は違いますので、不足に注意しながら積極的にカルシウムを摂取して、丈夫な歯と丈夫な骨を作っていきたいですね!
健康日本21でも、8020運動といって、80歳までに20本以上自分の歯を残すという運動も推進されています。
自分の歯を大切に、いつまでも美味しく食べていきたいですね。
定期検診や歯のお掃除も承っておりますので、何かお困りのことがありましたら、お気軽にお電話ください。
参考文献
川端輝江、新版基礎栄養学、p129〜131、アイケイコーポレーション、2015
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