さくらの山歯科クリニックブログ
2026年1月27日 火曜日
歯石が原因で口臭がする?口臭対策も徹底解説!
こんにちは。埼玉県鶴ヶ島市「鶴ヶ島駅」より徒歩8分にある歯医者「さくらの山歯科クリニック」です。

毎日歯磨きをしているのに口臭が気になるという方は少なくありません。実は、その原因のひとつに歯石が関係していることがあります。歯石はただの汚れではなく、放置するとさまざまな口腔トラブルを引き起こす可能性があります。
今回は、歯石と口臭の関係を中心に解説し、口臭のチェック方法や対策についても詳しくご紹介します。
口臭の原因

口臭の原因は一つではなく、複数あります。ここでは、口臭の原因を確認していきましょう。
生理的口臭
生理的口臭とは、健康な状態でもある程度存在する口臭のことをいいます。生理的口臭の主な原因は、唾液の減少や舌苔(ぜったい)です。舌の表面に舌苔が付着すると、食べカスや細菌、剥がれた粘膜などが繁殖し、分解される際ににおいを発生させます。
特に、唾液の分泌量が少ない人は、唾液がもつ自浄作用が働きにくく、口の中に細菌や食べかすが溜まりやすくなり、口臭が強くなります。就寝中などは唾液の分泌量が減るので、朝起きた時や緊張した時などに発生することが多いでしょう。
病気による口臭
胃腸など体の不調によって、口臭が発生するケースもあります。胃酸の逆流や消化不良、さらには鼻やのどなどの上気道の疾患も、においのもとになります。また、糖尿病の方は口臭が発生しやすくなることが知られています。
精神的口臭
精神的口臭は、実際にはにおいがない、またはごく軽微であるのに、本人が「口臭がある」と感じているケースです。生理的な口臭は誰にでもありますが、それを過敏に感じ取って「自分は口臭が強い」と感じている方もいます。
歯石が原因で口臭がする?

歯磨きが不十分な場合、プラークと呼ばれる細菌の塊が歯の表面に付着します。このプラークが硬化したものが歯石です。特に、唾液腺の分泌されやすい下の前歯の裏側や上の奥歯の周辺は、歯石ができやすい場所です。
歯石の表面はザラザラとしており、汚れが付着しやすく細菌が繁殖しやすいです。このため、口臭の原因になるガス(揮発性硫黄化合物)を発生させる細菌も繁殖しやすくなり、口臭が強くなることがあります。
また、歯石は歯の表面にしっかりと付着するため、歯磨きでは除去できません。歯石が蓄積することで、歯ぐきの炎症を引き起こしたり歯周病の原因になったりする可能性もあります。
歯石を放置するリスク

歯石は一度付着すると簡単には取れず、放置すると口腔内のさまざまなトラブルの原因となる可能性があります。ここでは、歯石を放置するリスクについて解説します。
細菌の温床となり、歯周病を悪化させる
歯石の表面はザラザラしており、そこで細菌が繁殖すると、歯ぐきに炎症を引き起こします。初期段階では歯肉炎として現れ、歯ぐきが赤く腫れたり、歯磨きの際に出血したりすることがあります。この段階で対処できれば、歯のクリーニングや日常的なケアで回復が期待できます。
しかし、歯石がさらに放置されて歯周病が悪化すると、歯と歯ぐきの間の溝(歯周ポケット)が深くなり、歯周病菌が奥深くへと入り込んでいきます。中等度まで進行すると歯を支える歯槽骨が吸収され始め、最終的には歯がぐらついて抜け落ちることもあります。
虫歯になる可能性がある
歯石がついた状態で放置していると、虫歯になるリスクが高まります。歯石の付着部分にはプラークも蓄積しやすくなるため、虫歯のリスクが高くなるのです。また、すでにある虫歯の進行を早める要因にもなり得ます。
口臭の原因になる
特に問題となるのが、歯石が付着した部分に細菌が繁殖してできるバイオフィルムです。このバイオフィルムは酸素の少ない環境を好む嫌気性菌を多く含んでおり、揮発性硫黄化合物(VSC)と呼ばれる強い悪臭を放つガスを発生させます。これが、口臭の主な原因になるのです。
見た目が悪くなる
歯石は、見た目にも悪影響を及ぼすことがあります。特に、歯の表面に付着した歯石は、黄色や茶色、黒色に見えるため、口元の清潔感を損なう可能性が高いでしょう。また、歯石が歯茎に付着したまま放置されると、歯茎が炎症を起こして変色することもあります。
歯石は、見た目にも悪影響を及ぼすだけでなく、歯の健康や寿命にも影響するため、早期に除去することが重要です。
歯を失う恐れがある
歯石を放置するリスクとして最も深刻なのが、歯の喪失です。歯石によって歯周病が進行すると、歯を支える歯周組織に深刻なダメージを与え、最終的には歯が抜ける可能性があります。
特に、高齢者や歯周病にかかりやすい体質の人は、歯石の除去を怠ると短期間で症状が進行し、治療が困難になるケースもあります。歯石の除去や口腔内のケアを怠らないことは、将来の歯の喪失を防ぐうえで非常に重要であるといえます。
歯石の除去は、歯周病予防のために必要不可欠であり、歯を健康な状態に保つためにも欠かせません。
全身の健康に影響を及ぼす
歯周病が進行すると、歯茎から血管内に侵入した細菌が全身を巡ることがあります。これにより、糖尿病や心疾患、脳血管疾患、誤嚥性肺炎などのリスクが高まるといわれています。特に、高齢者や基礎疾患を抱えている方にとっては、命に関わる重大な問題となることもあります。
近年では、歯周病をコントロールすることで糖尿病の症状が改善したり、誤嚥性肺炎の予防につながったりすることが報告されています。
歯石を取り除く方法

ここでは、歯石を取り除く主な方法について解説します。
スケーリング・ルートプレーニング
歯石除去の基本治療であるスケーリングでは、歯の表面に付着した歯石を専用の器具で除去します。歯周ポケットの深い部分は自分では目視できず清掃もできないため、さらに丁寧に歯根表面の歯石を取り除くルートプレーニングが行われることも多いです。
ルートプレーニングでは、歯根の表面を滑らかに整えることで、細菌が再付着しにくい環境を作ります。処置後は一時的に知覚過敏のような症状が出ることもありますが、多くの場合は時間の経過とともに改善します。
PMTC
PMTCとは、Professional Mechanical Tooth Cleaningの略で、専用の器具と研磨剤を使用して歯の表面に付着した汚れや着色を徹底的に除去するケアのことです。ツルツルとした仕上がりになるためプラークが再付着しにくくなる上、口臭の予防にも効果的です。定期的に受けることで、虫歯や歯周病の発症リスクも低減させられます。
口臭対策はどうしたらいい?

口臭への対策としては、口腔内の清掃だけでなく、生活習慣や体全体の健康状態までを含めた総合的なアプローチが有効です。例えば、唾液の分泌が少ない方は、こまめに水分補給をしたり、ガムを噛んだりして唾液の分泌を促すことが効果的でしょう。
また、栄養の偏りや消化器系の不調が原因で口臭が発生している場合は、まずその根本的な問題を改善する必要があります。食生活を見直したり、内科などの診療科を受診したり、口臭の原因に合わせて対応していきましょう。
口臭の原因は人によって異なるため、効果的な対策は一人一人違います。口臭が気になる方は、まず口臭の原因を突き止めることから始めましょう。
まとめ

歯石そのものから不快な臭いが発生するとは限りませんが、歯石が原因で歯周病などのトラブルが起こると口臭が発生することが多いです。また、歯石がたまることで、歯ぐきの炎症が強まると、さらに口臭の原因となる物質を作る細菌が繁殖しやすくなり、口臭が強くなっていくこともあります。
定期的に歯科医院で歯石除去やクリーニングを受けることで、口腔内を清潔な状態に保てるでしょう。正しいブラッシングや口腔ケアを習慣化することが、口臭の予防につながります。
歯石の除去を検討されている方は、埼玉県鶴ヶ島市「鶴ヶ島駅」より徒歩8分にある歯医者「さくらの山歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。
当院は、お子さまからお年寄りまで安心して通える、優しくてアットホームな歯医者さんを目指しています。虫歯治療や歯周病治療だけでなく、お子さまの治療や審美歯科にも力を入れています。
当院のホームページはこちら、ぜひご覧ください。
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