さくらの山歯科クリニックブログ
2018年10月24日 水曜日
根管治療(鶴ヶ島、川越、若葉の歯医者 さくらの山歯科クリニック)
こんにちは(^O^)
日に日に寒くなっておりますが皆様体調はいかがでしょうか?
風邪を引かないように気を付けて下さい!
今回は根管治療についてお話しします。
虫歯によって歯が痛み、来院された方で神経を取る治療をしますと先生から言われた事があると思います。これが根管治療です。
虫歯によって破壊された歯であっても根管治療によって保存することで、 もとの歯と同じく咬む力に耐え、永く機能することができます。 根管治療後の経過が思わしくない場合、被せた冠ならびに義歯もろとも歯を台なしにしてしまいます。
この様な事態を招かないよう根管治療では、痛みや、歯肉の腫れ、 歯の外観を注意深く観察し、さらにX線写真による診査、感染の状態を知る為の診査など、 必要と思われる事柄を全て調べます。 その結果をもとに病状の原因となる歯の根の中心を通る細い管”根管”の処置を行います。
根管は直経1mm以下と非常に細く、しかも硬くなった部分や、 わん曲しているものがあります。根管治療ではこれら根管に対して、 小さな器具を完全に通過させ清掃し、形態を整える非常に高度な作業が行われます。
根管の治療が不完全であったり、新たな感染や損傷が起こった場合は、 再治療が必要となります。しかし、現在の治療技術を持ってすれば、 90%以上の確率で歯を救う事が出来ます。
根管治療の考え方からすれば、「歯を抜く」ということは、 非常に稀なことです、結果として「歯を残す」ということが、いかに大切であるか、 そして、健康であることの大切さを一本の歯が教えてくれると思います。
根管治療は、例えれば歯を保存するために無くてはならない基礎工事です。
つまり、ビルの基礎工事のようなものです。
まず、ムシ歯になった部分を削り取って、歯の神経(歯髄)のあるところまで穴をあけます。 そして、ばい菌が侵入し変質してしまった歯髄を除去して、 神経の通っている穴(歯髄腔)と、それにつながる根の中の管すなわち根管の壁を少し削りながら、 全体をきれいに清掃します。歯髄腔の形や根管の数や形は、歯の状況により皆違います。 しかもこの作業は狭い口の中で、かつ直接みることの難しい歯の中での10ミクロン単位での細かい作業です。 根管治療は歯科治療の中でも相当な技術を必要とするのです。
その後、その空間をすき間なく害のない材料で満たし歯にあけた穴の部分も金属などで補強し塞いでしまいます 。 歯が今後長く機能する為の基礎工事がこれで終了したことになります。
なかなか難しいとは思いますが、歯を残す為には大切な治療です。
痛くなくなったからといって途中で治療を辞めてしまうと歯を抜かなければいけなくなってしまうこともありますので最後までしっかり通い切りましょう。
痛みや違和感を感じたらすぐにご連絡下さい。
スタッフ一同皆様のご来院心よりお待ちしております。
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