さくらの山歯科クリニックブログ
2025年10月7日 火曜日
歯科医院で行うクリーニングの費用は?保険と自費に分けて解説!
こんにちは。埼玉県鶴ヶ島市「鶴ヶ島駅」より徒歩8分にある歯医者「さくらの山歯科クリニック」です。
歯科医院で行われるクリーニングは、歯の健康維持だけでなく、口元の美しさを保つためにも欠かせないケアです。毎日の歯磨きでは落としきれない歯石や着色汚れを、専門的な器具と技術で取り除くことで、むし歯や歯周病の予防に大きな効果を発揮します。
一方で、患者さんが気になるのはやはり費用ではないでしょうか。保険が適用される場合とされない場合があり、その違いによって料金に大きな差が生じます。
今回は、歯科医院で行われるクリーニングの費用について解説します。安心して通院できるように、ぜひ参考にしてください。
歯科医院で行われるクリーニングの費用
歯のクリーニングにかかる費用は、保険診療と自費診療で大きく異なります。ここではそれぞれの特徴と費用を分けて説明していきます。
保険診療の場合
歯周病やむし歯の治療の一環としてクリーニングを行う場合は、保険適用の対象になります。たとえば、歯石除去や歯周ポケットの清掃などは、歯周病治療として位置づけられているため保険適用の対象となるケースが多いです。
費用は、初診料を含めて1回あたりおおよそ2,000円〜3,000円程度が一般的です。
ただし、保険適用のクリーニングはあくまで治療の一環であり、見た目の改善の目的は含まれません。そのため、コーヒーやタバコによるステイン除去などを希望する場合には、別途自費診療のクリーニングを受ける必要があります。
自費診療の場合
一方で、美容的な目的や予防を中心としたクリーニングは自費診療となります。
自費診療の場合は、歯科医院ごとに料金設定が異なりますが、一般的には1回あたり5,000円〜1万5,000円程度が相場で、施術内容によってさらに幅があります。たとえば、歯石除去に加えてフッ素塗布やPMTCを行う場合は、費用が高めになる傾向があります。
自費診療では時間をかけて丁寧に行われることが多く、仕上がりも美しくなるため、費用はかかっても満足度は高いといえるでしょう。
歯科医院で行われるクリーニングの流れ
歯科医院でのクリーニングは、単に歯を磨くだけではなく、口腔内全体を確認しながら専門的に行われます。一般的な流れは、次の通りです。
口腔内のチェック
最初に行われるのは、口腔内の検査です。歯ぐきの腫れや出血、歯石の付着具合などを丁寧に確認し、必要に応じて歯周ポケットの深さも測定します。この段階で、どの程度のクリーニングが必要かを判断します。
歯石の除去(スケーリング)
次に、専用の器具や超音波スケーラーを用いて、歯石やプラークを除去します。特に歯ぐきの中に入り込んだ歯石はセルフケアでは落とせないため、プロによる処置が欠かせません。歯石を除去することで、歯ぐきの炎症も改善しやすくなります。
歯面清掃と研磨(PMTC)
歯石除去のあとは、歯の表面を研磨して仕上げます。専用のペーストやブラシを用いて歯面をツルツルに磨くことで、着色汚れを落とし、細菌が付着しにくい環境に整えられます。コーヒーや紅茶のステインを落とすことで、見た目も明るくなる効果があります。
フッ素塗布
最後に行われることが多いのが、フッ素塗布です。フッ素には歯質を強化し、虫歯菌の活動を抑制する効果があるため、クリーニング後の仕上げとして効果的です。
歯科医院でクリーニングを受けるメリット
歯科医院で定期的にクリーニングを受けることには多くのメリットがあります。以下に詳しく解説します。
むし歯や歯周病の予防
毎日の歯磨きでは落としきれない歯石やプラークを、専用の器具で徹底的に取り除くことで、むし歯や歯周病の発症リスクを大幅に減らすことができます。
特に歯周病は自覚症状が出にくく、気づいたときには進行しているケースが多いため、定期的にクリーニングを受けることで予防につながります。
口臭の改善
歯石やプラークがたまると、細菌が発生させるガスによって口臭が強くなることがあります。クリーニングを受けることで、口臭の元となる汚れが取り除かれ、口の中を清潔でさわやかな状態に保つことができます。
歯の見た目がきれいになる
コーヒーや紅茶、タバコなどによる着色汚れは、通常の歯磨きでは完全に落とせません。
クリーニングでは専用の器具や研磨剤を使って歯の表面を磨くため、自然な白さに近づける効果が期待できます。ホワイトニングほどの効果はなくても、口元の印象を大きく変えることができます。
むし歯や歯周病の早期発見につながる
定期的なクリーニングを通して歯科医師や歯科衛生士にお口の中を診てもらうことで、むし歯や歯周病の早期発見につながります。早い段階で発見できれば、簡単な治療で済むケースが多く、費用や時間の負担を抑えることができます。
歯科医院でクリーニングを受けるときの注意点
ここでは、歯科医院でクリーニングを受けるときの注意点について解説します。
保険と自費の違いを理解する
クリーニングといっても、保険診療で行うものと自費診療で行うものでは、目的や内容、費用が大きく異なります。保険が適用されるのは歯周病治療を目的とした最低限のクリーニングに限定される一方、自費では見た目や予防を重視したより丁寧なケアが受けられます。
予約の際に、自分が希望する内容に合った診療を確認しておくことが大切です。
一度で完了しないことがある
歯石の付着が多い場合や歯周病が進行している場合は、1回のクリーニングでは対応しきれないことがあります。数回に分けて少しずつ除去するほうが身体への負担が少なく、仕上がりも良いことがあるため、必要な通院回数は事前に確認しておくと安心です
痛みを感じることもある
クリーニング自体は痛みを伴う処置ではありませんが、歯石が多く付着していたり歯ぐきが炎症を起こしていたりすると、処置中にしみたり軽い痛みを感じたりすることがあります。これは一時的なものがほとんどで、処置後に炎症が改善すると不快感も軽減します。
歯科医院でクリーニングを受ける頻度
一度クリーニングを受けたからといって、その効果がずっと続くわけではありません。歯石やプラークは毎日の生活のなかで再び溜まるため、定期的なクリーニングが必要になります。
どのくらいの間隔で受けるのが良いかは、お口の状態や生活習慣によって変わりますが、一般的な目安は3〜6ヶ月に1回です。特に、歯周病のリスクが高い方や歯ぐきが弱っている方は、1〜3ヶ月に1回と短い間隔での通院がすすめられます。
定期的に受診することで、健康な状態を保ちながら将来的なトラブルも防ぐことができるのです。
一方で、特に大きなトラブルがなく健康な歯を維持している人でも、半年に1回程度は受けると安心です。プロのチェックによって小さな変化を早期に見つけることができ、結果的に治療の負担を減らすことにもつながります。
このように、クリーニングを受ける頻度は人それぞれですが、定期的に通院する習慣を持つことが健康な口腔環境を守る大きなポイントになります。
まとめ
保険診療であれば安い費用で最低限のケアを受けることができますが、見た目の美しさやより丁寧な処置を求めるのであれば自費診療を選ぶことになります。どちらが自分に合っているかを理解して、目的に合わせて選択することが大切です。
さらに、クリーニングは一度きりで終わるものではなく、定期的に続けることで本来の効果を発揮します。歯の健康は体全体の健康を支える基盤でもあるため、多少の費用や通院の手間があっても、定期的なクリーニングを受ける価値は十分にあります。
不安を解消しながら通院を習慣にすることで、健やかな口腔環境を長く維持できるでしょう。
歯のクリーニングを検討されている方は、埼玉県鶴ヶ島市「鶴ヶ島駅」より徒歩8分にある歯医者「さくらの山歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。
当院は、お子さまからお年寄りまで安心して通える、優しくてアットホームな歯医者さんを目指しています。虫歯治療や歯周病治療だけでなく、お子さまの治療や審美歯科にも力を入れています。
当院のホームページはこちら、ぜひご覧ください。
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