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さくらの山歯科クリニックブログ

2025年7月22日 火曜日

歯周病はこうして始まる!初期症状と予防する方法!

こんにちは。埼玉県鶴ヶ島市「鶴ヶ島駅」より徒歩8分にある歯医者「さくらの山歯科クリニック」です。

歯周病が気になって鏡を見る女性

歯周病は静かに進行する病気です。気付いたときには歯がぐらついていたということも少なくありません。そのため、歯周病の初期段階の症状を知り、早期に治療を受けることが大切です。

この記事では、歯周病の初期症状、進行するリスク、予防法について解説します。

歯周病とは

歯周病とはどんな病気か歯周病の絵で説明する歯科医師

歯周病とは、口内に細菌が繁殖し、歯を支える歯周組織が炎症を起こす病気のことをいいます。歯周病の原因は、口内の汚れに潜む歯周病菌です。また、食生活や口内環境の変化、喫煙、ストレスなどが原因で引き起こされる場合もあります。

歯周病の初期段階では、痛みなどの明確な症状が現れることはほとんどありません。そのため、自覚症状が現れるころには、歯周病が中等度以上に悪化していることもあるのです。

歯周病が悪化すると歯がぐらつき始め、最終的には自然に抜け落ちることもあります。そのため、初期症状にいち早く気付き、早急に歯周病治療を開始することが大切です。また、歯周病を予防するために、日頃から口腔ケアを適切に行いましょう。

歯周病の初期症状

口臭を拒絶する女性

歯周病の初期段階では、虫歯のような歯の痛みなどの明確な症状がないため気付きにくいのが特徴です。ここでは、気付きにくい歯周病の初期症状について解説します。

歯茎の腫れ

歯周病により歯茎が炎症を起こすと、歯茎が赤や赤黒く変色し、ぶよぶよと腫れあがることがあります。歯と歯の間の歯茎がぶよぶよと丸く腫れていたり、ほかの箇所と比べて歯茎が赤く変色していたりするようなら注意しなければいけません。

歯茎からの出血

歯茎が赤く腫れて炎症を起こすと、出血しやすくなります。歯ブラシを当てたときや硬いものを噛んだときに出血した場合、歯周病の初期段階のサインかもしれません。痛みがないからと放置していると、歯周病が進行する可能性があります。

特に、歯茎の腫れや出血を繰り返している場合は要注意です。このような場合は、痛みがなくても一度歯科医院を受診するのがよいでしょう。

口臭

歯周病の原因菌である歯周病菌は、活動が活発になると不快なガスを発生させます。これによって、口臭が強くなることもあるのです。

口臭は自分では気付きにくく、知らないうちに他人に不快感を与えているかもしれません。口臭が気になり始めたら、歯周病を疑って早めに歯科医院を受診してください。

口内のねばつき

口内のねばつきの原因が、ストレスや体調不良などの一時的なものなら問題ありません。

しかし、歯周病菌の繁殖や歯茎の炎症によって口内がねばつくこともあります。特に、歯周病が進行すると、歯茎から粘度の高い歯肉溝滲出液という液体が出始め、口内のねばつきが慢性化することがあるのです。

また、口内の乾燥によりねばつくこともありますが、乾燥は歯周病を悪化させる要因でもあります。口内のねばつきが気になる場合は、一度歯科医院を受診するとよいでしょう。

食べかすが詰まりやすくなる

歯茎に炎症が起こると、歯と歯茎の境目に歯周ポケットという溝が形成されます。健康な歯茎の場合、歯周ポケットの深さは3mm以下です。

しかし、歯茎に炎症が起こるとこの溝が深くなり、汚れが溜まりやすくなるのです。さらに、歯と歯茎の境目には歯ブラシが入りにくいため、放置すると症状が悪化しやすいのも特徴です。以前より食べかすが詰まるようになったという場合、歯周病の発症のサインかもしれません。

歯周病が進行するリスク

歯周病が進行するリスクのイメージ

初期の歯周病は痛みがないことが多いため、そのまま進行することも少なくありません。

しかし、以下のようなリスクがあるため、早期に治療を開始することが大切です。

口臭がきつくなる

歯周病が悪化すると、口臭がきつくなることがあります。特に、歯周病菌が発するガスと膿が合わさると、強烈なにおいになるでしょう。口臭があると他人に不快感を与え、コミュニケーションに支障をきたすこともあるため注意が必要です。

歯がぐらつくようになる

顎の骨にまで炎症が広がると、歯を支える骨が吸収され、歯がぐらつき始めます。ここまで歯周病が進行すると、歯が長く見える、食べ物が噛みにくいなどといった症状も現れます。この状態にまで進行してから歯周病に気付くこともあるでしょう。

一度吸収された骨を元に戻すことは難しいです。そのため、初期の段階で歯周病に気付き、すぐに治療を開始することが歯を守ることにつながります。

歯が抜け落ちる

歯周病が重度の状態にまで進むと、歯のぐらつきがひどくなり、最終的には自然に歯が抜け落ちることがあります。1本でも歯が抜け落ちると、噛む力が失われ、お口全体に悪影響を及ぼすこともあるのです。

失った歯は元には戻せないため、入れ歯やブリッジ、インプラントなどで歯の機能を回復させる必要があります。これらの治療は周りの歯に負担をかけたり、費用がかかったりと患者様への負担が大きいといえます。

そのため、定期的にメンテナンスを受け、歯周病の進行を防ぐことが重要です。

全身の健康に悪影響を及ぼす

歯周病を放置すると、お口の中だけでなく全身にも悪影響を及ぼすことがわかっています。歯茎や骨の炎症が慢性化すると、出血を起こした部位から歯周病菌が侵入し、全身を巡ります。これにより、以下の疾患を引き起こすことがあるので注意が必要です。

  • 糖尿病
  • 心疾患
  • 脳疾患
  • 骨粗しょう症
  • 誤嚥性肺炎
  • アルツハイマー型認知症
  • 低体重児出産
  • 早産

お口の中だけの病気と思って歯周病を放置していると、全身に悪影響を及ぼし、命を脅かす大病を発症することもあるのです。特に、免疫力の落ちている高齢者や持病のある方は、全身疾患を引き起こすリスクが高いため注意しなければなりません。

歯周病を予防する方法

ストレスを溜めずリラックスしている男性

歯周病の主な原因は磨き残しですが、生活習慣や食生活などによっても発症・悪化することがわかっています。ここでは、歯周病を予防する方法をご紹介します。

丁寧に歯磨きをする

口内に汚れが残っていると細菌が繁殖して歯周病を発症しやすくなります。そのため、できるだけ毎食後に歯磨きを行いましょう。歯茎に腫れや出血が見られる場合は、やさしい力で歯茎をマッサージするように磨いてください。

特に、歯ブラシの届きにくい歯周ポケットや歯と歯の間には汚れが残りやすいです。歯ブラシはもちろん、歯間ブラシやフロスを使用して細かい部分に付着した汚れをしっかり取り除きましょう。歯磨きの仕上げには、殺菌効果のあるマウスウォッシュを使用するのも効果的です。

丁寧に歯磨きを続けることで、口内の細菌の数を減らすことができれば、歯周病の予防につながるでしょう。

食生活を改善する

糖分を多く含んだ食事を摂ると、歯垢の生成が促され、歯周病のリスクを高めます。また、間食の回数が多い方も歯周病になりやすいです。なぜなら、口内に汚れが溜まりやすくなることで、細菌の働きが活発になるからです。

歯周病を予防するためにも、甘いものを控え、間食の回数を減らしましょう。また、免疫力が低下すると歯周病の発症リスクが高まるため、栄養バランスの取れた食事を意識することも大切です。

禁煙する

喫煙すると、歯茎の血行不良が起こります。これにより、免疫力が低下することで、歯周病の発症リスクが高まるのです。そのため、歯周病を予防したいのなら、禁煙することは避けられません。

ストレスを溜めない

ストレスは口内の乾燥を招き、細菌の働きを活発にさせます。さらに、免疫力が低下することで、歯周病だけでなく全身の健康にも悪影響を及ぼすことがあるのです。睡眠を十分にとったり、趣味を充実させたり、運動を行ったりと、ストレスを溜めないよう心がけましょう。

定期的にメンテナンスを受ける

歯周病を予防するためには、ご自宅でのケアだけでなく歯科医師や歯科衛生士などのプロによるケアも欠かせません。なぜなら、どれだけ丁寧にセルフケアをしていても、口内には汚れが残るからです。

特に、歯垢が歯石へと変化すると、歯ブラシでは取り除けません。そのため、定期的に歯科医院でクリーニングを受けて除去することが大切です。プロによるクリーニングで、細かい部分に付着した汚れを除去できれば、歯周病を未然に防ぐことにつながります。

さらに、定期的にお口の中をチェックしてもらうことで、トラブルにいち早く気付き、早期に治療を開始することも可能です。これにより、歯を守ることにつながるでしょう。

まとめ

老若男女が笑顔で仕事をしている様子

歯周病は歯茎の腫れや出血、口臭といった一見気付きにくい症状から始まります。そのため「一時的なものかな?」と思っていると、気付いたときには悪化していることがあるのです。

毎日歯磨きをするときに口内の状態を確認し、歯や歯茎の異変にいち早く気付くことが大切です。また、歯周病の症状を見逃さないためにも、定期的に歯科医院で検診を受けましょう。

歯周病の症状にお悩みの方は、埼玉県鶴ヶ島市「鶴ヶ島駅」より徒歩8分にある歯医者「さくらの山歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

当院は、お子さまからお年寄りまで安心して通える、優しくてアットホームな歯医者さんを目指しています。虫歯治療や歯周病治療だけでなく、お子さまの治療や審美歯科にも力を入れています。

当院のホームページはこちら、ぜひご覧ください。

投稿者 さくらの山歯科クリニック

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