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2022年1月23日 日曜日

こんにちは。
先日、トンガ火山の大噴火により津波警報・注意報が発表され緊張が走りました。多くの地域に避難指示が出されました。
昨日は、大分・宮崎で震度5強の地震が発生しました。
日本は自然災害が多い国です。今までもいろいろな災害がありました。
改めて、いつ起こるかわからない災害への備えが必要だと感じました。

今回は、災害時のお口のケアについてです。

災害時にはお口の中のことを考える余裕はないかもしれません。ですが、お口の中を清潔に保つことができないと、バイ菌が増加して身体に影響を及ぼす可能性があります。

大規模災害時は、避難所などでの集団生活となり偏った食生活やストレスなどが原因で、虫歯や歯周病・口内炎などのお口の問題が生じやすくなります。

お口のケアが不十分になり、口腔内の環境が悪化することで免疫力が低下し感染症に罹りやすくなってしまいます。

◎歯ブラシがない場合
濡らしたタオルやウェットティッシュ・口腔ケア用のウェットティッシュなどを指に巻き、汚れを取り除きましょう。特に歯と歯肉の境目は細菌が増えやすい部分なので丁寧に歯垢を拭うようにしてください。口臭が気になる場合は、舌も優しく拭うようにしましょう。

◎歯ブラシがある場合
水が不足している場合は、泡立ちにくいジェルタイプや液体ハミガキを使用しましょう。洗口剤を使用するのも良いです。

◎義歯を使用している場合
義歯をお口の中に入れたままにせず、1日1回は外して清掃するようにしましょう。歯ブラシや義歯ブラシがある場合はブラシを水で濡らして磨き、ない場合は水で濡らしたガーゼやウェットティッシュなどで汚れを拭うようにしてください。

◎唾液の分泌を促す
唾液にはお口の中の汚れやバイ菌を洗い流す作用があります。キシリトール入りのガムを噛んだり、唾液腺マッサージをして唾液の分泌を促しましょう。

災害が起きた時、お口ののケアは重要になりますので防災グッズの中にケア用品も入れておきましょう。
・歯ブラシ
・コップ61A4F871-1015-4325-859B-A53E2FB36855.jpeg
・デンタルフロス
・液体ハミガキ
・洗口液
・口腔拭き取りシート   など

日頃から歯科医院での定期検診やメンテナンスを受診し、お口の健康を保っておくことが重要です。
ご自身のお口に合ったブラッシング方法など、ケアの方法を知っておくことも災害時に有効です。
定期的な受診をおすすめします。A4D26CF7-28D3-4FA9-93FE-8D552C0A79C0.jpeg

スタッフ一同、皆様のご来院をお待ちしております。

投稿者 さくらの山歯科クリニック | 記事URL

2022年1月7日 金曜日

歯の寿命と身体の寿命の関係

 

あけましておめでとうございます。院長の内山です。

 

お正月休みも終わり、
すでに学校やお仕事といった
日常生活に戻りはじめた方も多いかと思いますが
たくさん休んで、たくさん食べ、
元気になった体で
この一年を健康に過ごしましょう!

 

 

さて、そんなお正月といえば、
皆さんのご家庭で「おせち料理」はご用意されましたか?

 

おせち料理に使われる食材には、
それぞれに「おめでたい意味」や、
「縁起をかついだ長寿の願い」などが込められており、
昔から多くの人々が
健康に長生きできるように願っていた
というのがよくわかりますね。

 

 

ところで、
そんな「身体の寿命」とは別に、
「歯」には「歯の寿命」がある
というのはご存じでしょうか。

 

実は、私たち人間は
80歳を迎えるまでに
たくさんの歯を失ってしまう
ため、
生涯自分の歯だけで食事を楽しめる人は
ごくわずかなのです。

 

そこで今回は、
そんな「歯の寿命」と、
それを延ばすための方法について
ご紹介させていただきます。

 

 

 

 

◆歯を○○歳まで長生きさせよう!

 

歯の寿命は人間の寿命よりも短く、
皆さんの年齢や健康状態に関わらず
歯が抜け始めてしまう可能性はゼロではありません。

 

しかも、歯の本数が減ってしまうと、
日々の食生活はもちろん、
コミュニケーションや
運動能力にも影響が及ぶ
など、
身体にも様々な悪影響があらわれはじめます。

 

 

つまり、
歯の有無は全身の健康に関係するため、
皆さんの健康・寿命
歯の健康・寿命
異なるようで密接な繋がりがある
ということなのです。

 

 

このことから、
厚生労働省と日本歯科医師会は
とある目標を提唱しています。

 

 

ずばり、その目標とは
80歳まで20本の歯を残すこと
=8020(ハチマルニイマル)運動です!

 

 

 

 

 

◆「歯」が減れば「食べられるもの」も減る

 

私たちは日頃、
お肉やお餅のように歯ごたえのあるものや、
おせんべいのような硬いものなど、
実に様々な食べ物を口にします。

 

 

しかし、歯の本数が減ってしまうと
それらをうまく噛み砕けなくなってしまう
ため、
食べものが喉に詰まる原因になることも。

 

 

 

そう、これまで
「おいしく食べられた料理」が一転して、
「命を脅かす危険な食べもの」
変わってしまうのです。

 

 

 

 

◆豊かな人生は健康なお口から

 

日本人の平均寿命は
男女ともに80歳を超えるようになり、
これからも延び続けることが予想されています。

 

 

 

しかし、せっかく寿命が延びても、
その時間を豊かに過ごせなくては
もったいないと思いませんか?

 

つまり、身体だけではなく
歯をより多く残し、
お口の健康を保つことが
重要になってきます。

 

それには歯の喪失の原因…
「むし歯」「歯周病」などの
予防・早期発見・早期治療
必要不可欠です。

 

 

特に歯周病は、
別名「沈黙の病」と呼ばれるほど、
自覚症状の乏しい病気。

 

気づいた頃には重症化していることも
少なくありません。

 

 

そのためにも定期検診は欠かさずに、
何か気になることがあれば
すぐに相談するようにしましょう。

 

皆さまの歯と健康を守るために、
常に最善の診療を心がけて参りますので
2022年もどうぞよろしくお願いいたします!

 

 

さくらの山歯科クリニック
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