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さくらの山歯科クリニックブログ

2025年5月13日 火曜日

子どもの歯磨きは何歳からはじめるとよい?嫌がるときの対処法も

こんにちは。埼玉県鶴ヶ島市「鶴ヶ島駅」より徒歩8分にある歯医者「さくらの山歯科クリニック」です。

子どもの歯磨きを見守る母親

子どもの健康を守るうえで、歯のケアは大切なポイントです。特に、乳歯は永久歯よりも虫歯になりやすく、食習慣や生活習慣の影響も受けやすいため、早い段階から歯磨きの習慣を身につける必要があるでしょう。

しかし、いざ歯磨きを始めようとしても「何歳から始めるのが良いの?」「嫌がって磨かせてくれない」といった悩みを抱える保護者も少なくありません。子どもの歯磨きに関する正しい知識を持つことで、お子さまの将来的な口腔トラブルを予防できます。

この記事では、歯磨きを始めるのに適切な時期や仕上げ磨きの方法、子どもが嫌がるときの対処法などをわかりやすく解説します。

子どもの歯磨きは何歳からはじめるとよい?

歯磨きを始める適齢期の子ども

乳歯は虫歯になりやすいため、早いうちから歯磨きの習慣を身につけることが大切です。

しかし「いつから始めればいいの?」「赤ちゃんの歯磨きって何をすればいいの?」と、迷っている保護者の方も多いのではないでしょうか。赤ちゃんの最初の乳歯は、生後6か月ごろに下の前歯から生え始めます。この時期から歯磨きの習慣を身につけることが大切です。

最初は、歯を磨くというより口に触れることを習慣づけるために、清潔なガーゼや綿棒でやさしく歯を拭いてあげましょう。

1歳ごろから歯の本数が増えてくるため、子ども用の小さな歯ブラシを使って少しずつブラッシングを始めます。最初は子どもが歯ブラシを口に入れて遊ぶことから始め、慣れてきたら保護者が仕上げ磨きをしてあげましょう。

2歳頃からは食事内容も大人に近づき、虫歯のリスクも高くなります。そのため、朝と就寝前の1日2回の歯磨きを習慣化することが重要です。この頃から歯磨き粉を使い始めることもできますが、フッ素入りのものはうがいができる3歳以降に使用するのが安心です。

子どもの歯の磨き方

子どもの歯の磨き方を説明する歯科衛生士

子どもの歯を正しく磨くためには、ただ歯ブラシを当てるだけでは不十分です。成長に合わせた道具選びや磨き方の工夫、力加減など、意識すべきポイントはたくさんあります。特に、乳歯は虫歯になりやすく、ケアを怠ると永久歯にも悪影響を与える可能性があります。

ここでは、効果的な歯の磨き方を解説します。

年齢に合わせた歯ブラシを選ぶ

歯ブラシは口の大きさに合ったものを選びましょう。乳児期はヘッドが小さく、毛がやわらかいものを使うのが基本です。2〜3歳以降は、自分で握りやすい柄の歯ブラシに切り替えていきます。

商品には年齢の目安が表示されていることが多いため、選ぶ際に参考にしましょう。

小刻みにブラシを動かす

歯磨きの基本は、小刻みに動かすことです。1本1本を意識して、歯と歯ぐきの境目や奥歯の噛み合わせ部分など、汚れがたまりやすい場所を丁寧に磨きます。

力を入れすぎると歯ぐきを傷つけることがあるため、鉛筆を持つように歯ブラシを軽く握るのがポイントです。

前歯・奥歯・裏側まで丁寧に磨く

歯の表面だけではなく、裏側や奥歯の溝もしっかりと磨くことが重要です。前歯の裏側は特に磨き残しやすいため、鏡で見ながら磨くと効果的です。また、奥歯は横からではなく、口を大きく開けて上から磨くと汚れを落としやすいです。

歯磨き時間に注意する

歯磨きの時間は1回につき2分ほどが理想的です。朝起きた後と就寝前、1日2回のタイミングで習慣づけると虫歯予防につながります。小さなタイマーや歯磨き用アプリを使えば、子どもも楽しみながら時間を意識できます。

仕上げ磨きをしてあげるときのポイント

仕上げ磨きをしている親子

乳幼児期は手の動きが未熟で、どうしても歯垢が残りやすくなります。仕上げ磨きをすれば、口の中を清潔に保ち、虫歯のリスクを大幅に減らすことができます。

ここでは、仕上げ磨きをする際の基本姿勢やポイントについてご紹介します。

姿勢に気を配る

仕上げ磨きをするときは、明るい場所に子どもを仰向けに寝かせ、保護者のひざの上に頭を乗せるようにしましょう。こうすることで、奥歯や歯の裏側まで視認しやすく、口の中がしっかり見えて安全に磨けます。

磨く順番

毎回同じ順番・流れで歯を磨くことで、磨き残しを防ぎやすくなります。例えば、上の前歯の次に奥歯、次に下の前歯を磨いて最後に奥歯など、一定のパターンを決めておくと、次に何をされるかがわかるため子どもも安心しやすくなります。

また、声をかけながら磨くことで、コミュニケーションの時間にもなります。

歯を磨く力加減

仕上げ磨きでは、歯ブラシを強く押し当てず、やさしくなでるように動かします。特に、上唇の裏にある上唇小帯は敏感なので、歯ブラシが当たらないように気をつけましょう。歯ブラシは鉛筆を持つように軽く持つと、余計な力が入りにくくなります。

子どもが歯磨きを嫌がる場合の対処法

子どもが歯磨きを嫌がらないように工夫する母親

子どもが歯磨きを嫌がる場面に直面する保護者は多いです。毎日欠かせない習慣であるにもかかわらず、子どもが泣いたり逃げたりするたびに、ついイライラすることもあるでしょう。

しかし、歯磨きを嫌なものとして記憶すると、後々まで悪影響を引きずることもあります。大切なのは、無理やり歯磨きを行うのではなく、子どもが前向きに取り組めるような工夫を取り入れることです。

ここでは、歯磨きを嫌がる子どもへの対応策をご紹介します。

楽しい時間に変える

子どもが歯磨きを嫌がる場合、歯磨きは嫌なことという印象を変える工夫が必要です。例えば、歯磨きの歌などのリズムに合わせて磨くことで、歯磨きを遊びの一環としてとらえやすくなります。

子どもが好きなキャラクターの歯ブラシや歯磨き粉を選ぶのも効果的です。また、保護者が楽しそうに歯磨きをする姿を見せることで、自然と興味を持ち始める子もいます。

嫌がるからといって無理やり押さえつけると、ますます抵抗感が強くなるため、子どもの気持ちに寄り添うことが大切です。

優しく声をかけてあげる

仕上げ磨きを嫌がる子どもには「あと10秒で終わるよ」など、ゴールが見える声かけをすることが効果的です。また、終わったら褒める、ごほうびシールを貼るなどのポジティブな仕掛けを用意することで、子どもの気持ちが前向きになります。

また、保護者が緊張した顔つきだと、子どもも緊張します。仕上げ磨きをする際は、リラックスした雰囲気を出すようにしましょう。

子どもに選ばせることで主体性を育てる

歯磨きに対する嫌悪感を減らす方法として、子ども自身に選ばせる工夫もあります。例えば「今日はどっちの歯ブラシにする?」「どの順番で磨く?」など、小さな選択肢を与えることで、歯磨きへの自主性を育てられます。

自分で選んだという意識は行動へのモチベーションにつながり、歯磨きに対する拒否感を減らす一因になります。子どもが主導権を感じられる場面をつくることで、保護者とのコミュニケーションもスムーズになります。

できたという成功体験を積ませる

長時間の歯磨きは、子どもにとっては退屈です。そのため、最初のうちは、しっかり磨けたかどうかよりも、できたという達成感を大事にしましょう。前歯だけでも自分で磨けたらたくさん褒めてあげたり、1分間がんばれたらシールを貼るなどの工夫が有効です。

毎日完璧に磨くことよりも、毎日楽しく取り組むことを目標にすると、徐々に歯磨きが習慣になっていきます。無理なく続けられる工夫を取り入れることが、最終的には口腔ケアの成功につながります。

まとめ

歯磨きを自主的に頑張る子ども

子どもの歯磨きは、生後6か月ごろから始めるのが理想とされており、成長に応じたケアと習慣化が重要です。歯磨きがうまくいかない時期もありますが、保護者が子どもの気持ちに寄り添い、楽しさや達成感を取り入れた工夫をしましょう。

歯磨きは将来の口腔トラブルを防ぐための第一歩です。親子でリラックスした時間として取り入れながら、無理なく続けていくことが大切です。楽しく続けられる習慣をつくることで、子どもの歯の健康をしっかりと守っていきましょう。

子どもの歯磨きにお悩みの方は、埼玉県鶴ヶ島市「鶴ヶ島駅」より徒歩8分にある歯医者「さくらの山歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

当院は、お子さまからお年寄りまで安心して通える、優しくてアットホームな歯医者さんを目指しています。虫歯治療や歯周病治療だけでなく、お子さまの治療や審美歯科にも力を入れています。

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投稿者 さくらの山歯科クリニック

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