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さくらの山歯科クリニックブログ

2020年4月18日 土曜日

舌圧について

みなさん、こんにちは!
相変わらず、コロナウイルスの事で気持ちが落ち着かない日々が続いてますね。
私も、休日は家にこもって気分転換に溜まりに溜まっていた家事や断捨離などをして気持ちをさっぱりさせてます。

今回は、口腔機能低下症と舌圧についてお話します。
口腔内、及び歯や義歯のケアを疎かになると、う蝕や歯周病や口腔粘膜疾患になってしまうのは皆様も御存知だとは思います。
ただ、そのまま放置してしまうと、歯を失ったり、痛みが出て、物を噛めなくなったり、発音しづらくなって滑舌が悪くなったり物を飲み込みづらくなったりなどとお口の機能が低下することを口腔機能低下症といいます。

口腔機能低下症には
①口腔衛生状態不良
②口腔乾燥
③咬合力低下
④舌口唇運動機能低下
⑤低舌圧
⑥咀嚼機能低下
⑦嚥下機能の低下
この7つの項目のうち3つ以上該当すると口腔機能低下症とされています。

その中「舌圧」についてですが、舌圧が弱くなってしまうと舌の運動機能が低下し、物を咀嚼して飲み込むという食事の動きに支障が出ます。
一気に食べ物を食道に送り込めなくなるので、口腔内から喉の奥に食べ物が残ることあり、これが気管に入ってしまうとむせたり、誤嚥性肺炎の原因になったりします。

舌圧が低い人はそうでない人に比べて、むせる、食べこぼす、唾液の流涎があることが多いと研究データで出ています。

当院では、その舌圧を計測する「JMS舌圧測定器」を導入しております。
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舌圧を数値化することにより、口腔内の問題を1つずつ解決し、必要であれば治療及び舌や口腔内のトレーニングやマッサージなどもしていく事で口腔機能低下症の進行を防ぎ緩和していく事ができます。

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もし、御自身もしくは御家族に思い当たる事があったり、心配な事やご不明な点がございましたら、当院の歯科医師、歯科衛生士に御相談ください。
皆様の御来院をスタッフ一同お待ちしております。

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2020年4月12日 日曜日

舌痛症

舌痛症というものを聞いたことがありますか?
あまり聞きなれない症状かもしれませんね。
しかし、患っている本人はかなり心配になり、また苦痛になります。
今回はそんな舌痛症について調べてみました。
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舌痛症の症状は?
舌痛症というと、文字からなんとなく「舌が痛い病気なんだろうな~」という感じがしますよね。

舌痛症の症状の特徴を見ていきましょう。

* 舌が痛い
* 舌がピリピリする
* 口が乾く
* 灼熱感がある
* 味覚が変わった(おかしい)
などです。
ちょっと思い当たるものがあるという方も多いのではないでしょうか?
他にも
* 舌にぶつぶつが出来ている
* 舌が赤くなっている
等の症状が出ます。
また、これらの見た目の症状がないままで痛い感じだけがあるという場合もあります。
舌痛症の原因は?
舌痛症はどうしてなってしまうのでしょうか?
その原因を探ってみましょう。
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そもそも舌が痛いという症状にはこのようなものがあります。
* ① びらんや潰瘍
* ② 口内炎
* ③ ガンジダ
* ④ 口腔乾燥症
* ⑤ 平滑舌や舌乳頭の萎縮
* ⑥ 舌がん
* ⑦ 神経痛
* ⑧ 舌痛症
* ⑨ 口腔内灼熱感症候群
* ということです。
つまり、舌が痛い=舌痛症というわけではないんですね。
舌痛症というのは①~⑦の病名に当てはまらないときに使われるものです。
灼熱感が強いという場合は「口腔内灼熱感症候群」ということになります。
ガンかも…悪い病気かも…と心配になると思いますが、もし「舌痛症」と診断されたとすれば、その痛みは悪性由来ではないものなのだということです。
安心してください。
そして気になるのが舌痛症の原因です。
舌痛症の原因は実は解明されていません。
更年期の閉経した女性に多く、1割~2割の人が発症しているともいわれています。
ストレスが関係しているのではないかという説やホルモンが関係しているのではないかという説もあります。
そして舌痛症の治療ですが、根本的に治す!というよりは痛みをコントロールしていくことに重点を置くようになります。
舌痛症の方はストレスが多いという場合がありますので、不安や鬱などの症状を持っている場合はそちらの領域の専門医に相談する方が良いでしょう。
不安症や鬱などを患っていない場合は歯科で治療ができます。
最近では体調別に合わせての舌痛症に効く
漢方薬も数々あります。

悩んだり、不安になっている時間が多いのならば歯科検診を受けるついでに舌痛症の相談をしてみるのも良いかもしれません。

さくらの山歯科クリニックスタッフ一同
御来院をお待ちしております。

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2020年3月29日 日曜日

噛む事[若葉、鶴ヶ島、川越の歯医者 さくらの山歯科クリニック]

皆様こんにちは。
3月後半に入り気温も暖かくなってきました。
桜も綺麗に咲いていて道を通るたび見てしまいます。
、、、ブログを上げている今日は生憎の天気で雪です。
皆様も温度変化、体調には気をつけてください。
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今日はそんな体調も関わるお話をしていきたいと思います。
毎日の食事は身体の健康に関わってきます。
食事を楽しむ事で、日々の暮らしが豊かになると言われています。
20本以上の歯があれば、ほとんどの食事が出来ると考えられています。

歯を失う最も多い原因は”歯周病”です。
歯周病とは、歯茎や骨が壊されていく病気です。
歯周病を予防する為には、毎日のお手入れが1番大切です。
皆様は毎日歯ブラシにはどのくらいの時間をかけていますか?
なかなか後回しにしてしまいがちですが、歯ブラシをしっかりする事が
今後健康に、過ごす事に繋がってくる大切な事の一つなんです。
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また、自分だけでは全てケアするのは難しいです。
自分では出来ないプラーク、歯石の除去は歯医者にいってケアしてもらいましょう。
定期的な検診はとても大切です。

続いては噛む事でもたらされる良い事を。
1、口臭
噛む事で唾液の分泌が促進され、口の中を綺麗にして口臭の発生を減少させます。

2、発音
口をしっかり開けて話す事で発音がはっきり、綺麗になります。

3、肥満
噛む事で満腹中枢が刺激され、食べ過ぎてしまう事を防止してくれます。

4、脳
よく噛む事で、脳細胞の働きが活発になり脳が元気になります。

5、味覚
噛む事で味覚が発達します。食材を美味しく感じます。

6、癌
唾液に含まれる酵素には、発癌物質の作用を消す働きがあると研究されているそうです。

7、胃腸
唾液に含まれる消化酵素が沢山出て、胃腸の消化を助けます。

良く噛んで様々な健康へ。
その為には健康な歯を。
私達は皆様の健康の手助けを。

定期検診に是非いらっしゃって下さい。
スタッフ一同皆様のご来院お待ちしております。

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2020年3月20日 金曜日

口腔マッサージ[鶴ヶ島、若葉、川越の歯医者 さくらの山歯科クリニック]

皆様こんにちは!

三連休の始まりですが、皆様どうお過ごしでしょうか?暖かく気持ちの良い日が続きますが、コロナの影響もあり自宅でごゆっくりされてる方も多いかと思います。私も時間がある時はマスクを作りたいなーと思っています。

今回は口腔マッサージについてお話したいと思います。口腔マッサージは唾液腺マッサージとも言われますが、主に高齢者の方に必要となります。高齢になると唾液が出にくくなります。食事を口から摂れなくなったり、お話する事が少なくなったりすると唾液の量が少なくなり、口腔内も汚れやすくなります。その汚れを誤って誤嚥してしまうと肺炎の危険性もあります。

唾液の減少によるお口の乾燥の対策は、ブクブクうがいや保湿剤の塗布などの方法がいくつかありますが、唾液腺のマッサージも効果的です。唾液腺を優しくマッサージする事によって唾液の分泌が促され、潤いのある健康的なお口に繋がります。

マッサージをするタイミングは、お食事の前が効果的です。お口が乾燥しているとむせたり噛みにくくなってしまうため、マッサージを行い唾液を分泌させて、お食事しやすい環境を整えてあげましょう。

また、マッサージにより口腔内が潤うと他にも良い効果が期待できます。

・お口の自浄作用が働く
・乾燥による痛みなどの症状が和らぐ
・マッサージで口の周りの筋肉がほぐれ、
 食事しやすくなる、また、会話がしやすく   
 なる
・口腔乾燥の方のお口のケアがしやすくなる
                  etc

口腔マッサージはご自分でもできますが、マッサージしてもらう事もコミュニケーションの一環としてとても気持ちの良い事です。口腔乾燥でお困りの方は是非試してみて下さい。

その他お困りの事がありましたら、当院までご連絡下さい。スタッフ一同お待ちしております!

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2020年3月15日 日曜日

オーラルフレイル

こんにちは。
昨日は東京で桜の開花宣言がありました。春は近づいているようですが、みぞれが降り寒い1日でしたね。
気温差で体調崩したりしていませんか?
コロナウィルスの感染者も増加しているようで…心配な日々が続きますね。

今回は、近年注目されている「オーラルフレイル」という概念についてのお話です。

年齢を重ねて身体的機能などが徐々に低下していく状態を「フレイル」といいます。
フレイルは、筋力などの身体的な低下だけではなく、周りの人との交流や社会的な繋がりなどの減少も含まれます。

オーラルフレイルとは、口腔機能の衰えに注視したもので、口の機能の低下を指します。
食べたり飲んだり会話したりという口腔機能の障害は、身体全体のフレイルに繋がるとされています。

具体的には
○食べこぼしが増える
○固いものを噛む力がなくなる、噛みにくくなる
○飲み込みにくくなる
○よくむせるようになる
○滑舌が不明瞭になる
などが挙げられます。

食事の際に、噛む力が弱くなったり飲み込みにくくなったりすることで、栄養が偏ったり不足したりして身体の機能が衰えることに繋がります。
むせることで誤嚥性肺炎になることもあり危険です。
また、会話する際に滑舌が悪くコミュニケーションが取りにくくなると、他者との交流を億劫に感じるようになったり、外出が面倒に感じたりすることが増えるようになりがちです。
このように、オーラルフレイルの進行が食事や会話だけの問題ではなく、身体機能や脳機能の衰え、社会生活の孤立などにつながることが多くあります。

オーラルフレイルの予防するためには、食べられる口を維持することが重要です。
むし歯・歯周病の予防などの「歯の喪失予防」と、噛みくだく・飲み込むなどの機能を衰えさせない「口腔機能維持」の両方が大切です。

健康な歯と歯ぐきを保つために日常の歯磨きはもちろんのこと、歯科医院での定期検診を習慣にしましょう。
もし歯を失ってしまったら、そのままにせず適切な治療を受けて、食べ物を噛めるようにしておくことが大切です。

健康はお口から。
いつまでも健康でいられるように、お口の健康を心がけましょう。

スタッフ一同皆様のご来院をお待ちしております。

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