さくらの山歯科クリニックブログ
2018年5月20日 日曜日
コンクールF[鶴ヶ島、若葉、川越の歯医者 さくらの山歯科クリニック]
先週は天気が不安定で、今日は晴れていても冷たい風が強くて肌寒く、着る服を選ぶのに迷いますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
当医院では歯周病のメンテナンスで毎月または2~3ヶ月に1度来院される患者様が多くいらっしゃいます。
いつもメンテナンス後は「すっきりした」「口の中がとても気持ち良いです」とおっしゃっていただいてとても嬉しく思っておりますが、次回のメンテナンスまでに腫れて痛んでご連絡いただく事もあります。
お疲れが出たり、ご自分の抵抗力が下がって歯周病の菌が増え、痛みが出たり腫れてしまうのですが、ひどい時は抗生剤を飲んで様子を見ていただきます。
そうなる前に使っていただきたい歯周病のお薬がコンクールブランドです。
今回はコンクールFをご紹介いたします。
こちらはうがい薬(洗口剤)なのですが、まず特徴はグルコン酸クロルヘキシジンが配合されている事です。
グルコン酸クロルヘキシジンはプラーク付着抑制ならびに歯肉炎予防効果があります。
またグルコン酸クロルヘキシジンは陽イオン性化合物であり、陰イオン性を示す細菌表層に吸着し細胞膜に傷害を与えるとともに、歯の表面、粘膜、舌、ペリクルや唾液にも吸着し、最大12時間まで殺菌効果が持続します。
この口腔内への高い貯留性がわずか30秒の洗口で予防効果が持続するのです。
とても高い予防効果があるコンクールFですが、副作用も残念ながらあります…
それは歯面着色です。
食品やたばこの着色と違い黄褐色をしています。この着色の程度は使用するグルコン酸クロルヘキシジンの濃度、嗜好品(コーヒー、緑茶、ワイン等)の摂取の頻度により変わりますが、歯面清掃によって除去できるため、患者様の着色の程度に応じてメンテナンス期間を設定する事でグルコン酸クロルヘキシジンの利点を最大限に生かす事ができます。
グルコン酸クロルヘキシジン使用による着色は歯面に留まったグルコン酸クロルヘキシジンへの食品色素の沈着、あるいはグルコン酸クロルヘキシジンと食品中のポリフェノールとの反応により助長されるため、着色の程度が著しい患者様は飲食を行わない就寝前に使用してもらうと良いと思います。
着色はメンテナンス時に歯面研磨するのでその時にきれいに除去いたします。または歯面に優しい研磨剤(こちらもコンクールブランドのクリーニングジェル ソフト)でのブラッシングでコントロールできます。
使用方法ですが
水約25~50cc(コップ1/8~1/4位)にコンクールFを5〜10滴滴下し、よくかき混ぜて1日数回口中をすすいでください。
希釈後のグルコン酸クロルヘキシジンの濃度は0.0001~0.0006%となります。この濃度は欧米の洗口液に含まれる濃度と比較して低い濃度ですが、この用法用量においても多くのう蝕、歯周病関連菌に対して増殖抑制効果を示しています。
洗口液はプロフェッショナルケア直後から使用しつづける事でプロフェッショナルケア直後の良好な状態を長く維持することができます。
ぜひブラッシング後や就寝前に使用してみてください(´∇`)
歯磨剤に発泡剤「ラウリル硫酸ナトリウム(陰イオン界面活性剤)」が含まれるとグルコン酸クロルヘキシジンと反応して殺菌効果が低下するので、併用する時はブラッシング後よく口をすすぐか30分以上間隔をあけて使用してください。
効果と利便性から発泡剤無配合の歯磨剤(ジェルコートF、リペリオ)との併用をオススメします。
ジェルコートFは私もお気に入りで使用しております( *´艸`)
次回はジェルコートFについて書かせていただきますね(´∀`*)
メンテナンス時にコンクールブランドをオススメしておりましたら、使用してくださった患者様から「使ってみてよかった」「良い洗口剤をおしえてくれてありがとう」とお声がけいただきました!
自分が使ってみてよかった物をご使用していただいて喜んでもらえてとても嬉しかったです(*´ω`*)
当院では歯周病関連の歯磨剤以外にも知覚過敏専用の歯磨剤、お子様にオススメなフッ素配合の歯磨剤等、各症状に特化した商品をご用意致しておりますのでお気軽に申し付けくださいね(´∇`)
皆様のご来院をスタッフ一同お待ちしております。
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