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さくらの山歯科クリニックブログ

2025年11月25日 火曜日

歯のクリーニングはどれくらいの頻度で受けるべき?行う内容も解説

こんにちは。埼玉県鶴ヶ島市「鶴ヶ島駅」より徒歩8分にある歯医者「さくらの山歯科クリニック」です。

歯のクリーニングを受けた白い歯を指さして笑う女性

歯の健康を保つためには、毎日のブラッシングが基本ですが、それだけでは取り切れない汚れや歯石が少しずつ蓄積していきます。そこで重要になるのが、歯科医院で受ける歯のクリーニングです。

歯科クリーニングは、虫歯や歯周病の予防はもちろん、口臭の改善や見た目の美しさを保つためにも効果的なケア方法です。

しかし「どのくらいの頻度で通えばいいのか」「どんな処置が行われるのか」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、歯のクリーニングを受ける理想の頻度や行われる内容について解説します。歯のクリーニングを受けるメリット・注意点についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

歯のクリーニングはどれくらいの頻度で受けるべき?

歯のクリーニングはどれくらいの頻度で受けるべきか考える女性

歯科でのクリーニングは大切とわかっていても「自分の場合はどのくらいの間隔で通えばいいのだろう」と迷う方は少なくありません。実はその頻度はすべての方が同じではなく、口腔内の状態や生活習慣によって異なります。

一般的には3〜6ヶ月に1回が目安

歯のクリーニングは、多くの場合3〜6ヶ月に1回の頻度で受けることが推奨されています。この期間は、歯石やプラークが再び蓄積し始めるタイミングとされており、定期的にクリーニングを受けることで虫歯や歯周病の予防効果を高めることができます。

とくに初期の歯周病や軽度のトラブルは、自覚症状がほとんどないため、定期的に通院してチェックしてもらうことが重要です。

セルフケアができている方

日常の歯磨きが丁寧で、デンタルフロスや歯間ブラシも取り入れたセルフケアが習慣になっている方は、6ヶ月に1回でも十分な場合があります。歯科検診で問題がなければ、年に2回のペースで口腔内のチェックとクリーニングを受けることで、良好な状態を維持できます。

ただし、セルフケアができているからといって完全に歯石を防げるわけではありません。毎日のケアで落としきれない細かい汚れや、着色などを除去するためにも、定期的にプロによるメンテナンスを受けることが大切です。

虫歯や歯周病になりやすい方

虫歯ができやすい、もしくは歯周病のリスクが高いと診断されている方は、1〜2ヶ月に1回の頻度でクリーニングを受けるのが理想的です。

これらの疾患は進行しても痛みが出にくく、気づいたときには症状が進んでいるケースが多いため、短い間隔で歯科医院を受診することが推奨されます。歯科医師による定期的なチェックと組み合わせてクリーニングを受けることで、早期発見と治療につなげることができます。

特に歯周病は慢性化しやすいため、定期的に歯科医院でスケーリングを受けることが重要です。リスクが高い方ほど、こまめな受診が健康な歯を守るカギとなります。

喫煙習慣がある方

喫煙は口腔内の健康に大きな影響を及ぼします。タバコに含まれる有害物質は、歯茎の血流を悪化させ、免疫力を低下させるため、歯周病の進行を早める原因となります。また、ヤニによって見た目や印象にも影響を及ぼします。

喫煙者の場合、歯周病が進行していても出血や腫れといった症状が出にくく、自覚しないまま悪化することが少なくありません。そのため、1〜2ヶ月に1回を目安に歯科医院を受診し、歯や歯茎の状態を継続的にチェックしてもらうことが重要です。

歯のクリーニングで行う内容

歯面清掃を受けているイメージ

歯科でのクリーニングは、ただ歯をきれいにするだけではありません。歯や歯茎の健康を守るために、専門的な処置がいくつか組み合わされています。ここでは、歯のクリーニングで行う内容について解説します。

スケーリング

スケーリングは、歯の表面や歯と歯ぐきの境目に付着した歯石やプラークを、専用の器具で取り除く処置です。歯石は一度ついてしまうとブラッシングでは落とせず、細菌の温床となって虫歯や歯周病を引き起こす原因となります。

スケーリングでは、超音波スケーラーを使って硬くなった歯石を振動と水流で効率よく除去します。痛みはほとんどなく、処置後は歯の表面がなめらかになり、汚れの再付着を防ぐ効果もあります。定期的にスケーリングを行うことで、口腔内を清潔に保ちやすくなります。

歯面清掃

歯面清掃は、歯の表面に付着した細かな汚れや着色を取り除き、歯を滑らかに仕上げるための仕上げ処置です。専用の研磨ペーストと回転ブラシ、またはラバーカップなどの器具を使用して、歯の表層に残ったバイオフィルムやステインをやさしく除去していきます。

この工程によって、歯の表面にツヤが出て、汚れの再付着も抑えられるようになります。スケーリングで取り切れなかった微細な汚れを除去する意味でも重要であり、見た目の清潔感を高める効果もあります。痛みはほとんどなく、心地よいと感じる方も多い処置です。

ブラッシング指導

歯のクリーニングでは、歯石や汚れの除去だけでなく、自宅でのケアを向上させるためのブラッシング指導も行われます。人それぞれ歯並びや噛み合わせが異なるため、磨き残しが出やすい場所も異なります。

歯科衛生士が実際の磨き方をチェックし、歯ブラシの持ち方や角度、力加減、歯間ブラシやデンタルフロスの適切な使い方などを丁寧にアドバイスしてくれます。正しいブラッシングの仕方を身につけることで、セルフケアの質が高まり、虫歯や歯周病の予防効果も格段に向上します。

フッ素塗布

フッ素塗布は、歯の表面に高濃度のフッ素を塗布し、エナメル質を強化することで虫歯の発生を防ぐ処置です。クリーニング後の清潔な状態で塗布することで、フッ素がより効果的に歯に浸透し、再石灰化を促進します。

処置は数分で完了し、痛みもなく簡単に行えます。定期的にフッ素塗布を受けることで、日々のセルフケアだけでは防ぎきれない虫歯への備えとなります。

歯のクリーニングを受けるメリット

歯のクリーニングを受けるメリットを説明するイメージ

歯のクリーニングは、歯をきれいにするだけの処置ではありません。定期的に受けることで、口腔内の健康を保ち、全身のコンディションにも良い影響を与えるなど、さまざまなメリットがあります。以下では、その主なメリットについて詳しくご紹介します。

虫歯や歯周病の予防につながる

歯のクリーニングによって、毎日の歯磨きでは落としきれない歯垢や歯石が除去され、口の中の細菌量が大きく減少します。これにより、虫歯や歯周病の発症リスクが下がり、将来的に歯を失うリスクも軽減されます。

特に歯と歯ぐきの間にある歯周ポケット内に汚れが溜まると、自覚症状がないまま病気を進行させることがあるため、プロによる定期的なケアが重要です。予防のために通う習慣は、治療のために通うよりも時間も費用も抑えられ、結果的に大きなメリットとなります。

口臭予防につながる

口臭の原因の多くは、口腔内に残った汚れや細菌の繁殖によるものです。特に歯石や歯周病があると、細菌が出すガスによって不快なにおいが生じやすくなります。

歯のクリーニングでは、こうしたにおいの元となる汚れを徹底的に除去できるため、口臭の予防や改善に高い効果が期待できます。

見た目が改善する

日常生活で摂取するコーヒーや紅茶、赤ワイン、カレーなどは、少しずつ歯に着色汚れを蓄積させていきます。

歯のクリーニングでは、こうした表面のステインを専用の器具でやさしく取り除くことができるため、本来の自然な白さを取り戻すことが可能です。ホワイトニングとは異なりますが、定期的なケアによって歯が清潔で明るい印象になり、顔全体の印象もすっきり見えるようになります。

全身の健康維持につながる

近年では、口腔内の健康が全身の健康と密接に関係していることがわかってきています。特に歯周病は、糖尿病や心疾患、誤嚥性肺炎などの全身疾患と関連があるとされており、放置することで体のさまざまな部分に悪影響を及ぼす可能性があります。

歯のクリーニングを定期的に受け、歯周病の進行を防ぐことができれば、全身の健康リスクを抑える効果も期待できます。健康寿命を延ばすためには、口腔ケアも重要なのです。

歯のクリーニングを受ける際の注意点

歯のクリーニングを受ける際の注意点を説明する女性

歯のクリーニングは口腔内を清潔に保つうえで非常に有効な処置ですが、施術を受けたあとは一時的に気をつけておきたいポイントもいくつかあります。ここでは、クリーニング後に意識しておくべき注意点を確認しておきましょう。

着色しやすい飲食物を避ける

クリーニング直後の歯の表面は、歯石や汚れが除去されて滑らかになっている反面、再び着色しやすい状態にもなっています。

とくにコーヒーや紅茶、赤ワイン、カレーなど色素の強い飲食物は、歯に色が沈着しやすくなるため、施術後24時間程度はなるべく控えるのが望ましいとされています。また、喫煙も歯に着色を残す原因となるため、可能であればクリーニング後は避けたほうが良いでしょう。

せっかくきれいになった歯を長く保つためには、食習慣にも注意を払うことが大切です。

一時的に知覚過敏の症状が現れることがある

クリーニングで歯石や汚れが取り除かれると、それまで覆われていた歯の根元が露出し、一時的にしみるような感覚が出ることがあります。これは知覚過敏と呼ばれるもので、冷たい飲み物や風などの刺激に対して歯が敏感になる症状です。

ほとんどの場合、数日から1週間ほどで自然に治まりますが、痛みが強い場合や長引く場合には歯科医院で相談しましょう。

自宅でのケアも欠かさずに行う

歯のクリーニングはあくまでプロによる補助的なケアで、重要なのは毎日の歯磨きを継続することです。

いくら歯科医院で汚れを取り除いても、日々のケアが不十分であれば、すぐに元の状態に戻ってしまいます。特に歯と歯の間や歯ぐきの境目など、磨き残しやすい部分を意識して丁寧にケアすることが大切です。

定期的なクリーニングとあわせて、自宅でのケアをしっかり行うことで、健康な歯を長く保つことができます。

まとめ

歯のクリーニングを受けた笑顔の女性

歯のクリーニングは、虫歯や歯周病の予防だけでなく、口臭の軽減や見た目の改善、さらには全身の健康維持にも役立つ重要なケアです。一般的には3〜6ヶ月に1回の頻度が目安とされていますが、自身のリスクや生活習慣に応じて、適切な間隔で受けることが大切です。

治療より予防が現代の歯科医療の基本です。将来にわたって自分の歯で食事を楽しむためにも、定期的なクリーニングを生活の一部として取り入れていきましょう。

お口の健康を守りたいとお考えの方は、埼玉県鶴ヶ島市「鶴ヶ島駅」より徒歩8分にある歯医者「さくらの山歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

当院は、お子さまからお年寄りまで安心して通える、優しくてアットホームな歯医者さんを目指しています。虫歯治療や歯周病治療だけでなく、お子さまの治療や審美歯科にも力を入れています。

当院のホームページはこちら、ぜひご覧ください。

投稿者 さくらの山歯科クリニック

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