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さくらの山歯科クリニックブログ

2025年4月29日 火曜日

横向きに生えた親知らず!抜歯の必要性と抜歯の流れ

こんにちは。埼玉県鶴ヶ島市「鶴ヶ島駅」より徒歩8分にある歯医者「さくらの山歯科クリニック」です。

横向きに生えた親知らずの歯

「親知らずが横向きに生えていても放置していいの?」「横向きの親知らずは抜いたほうがいいのかな?」と疑問を持っている患者さまもいるでしょう。横向きに生えた親知らずは、口内の健康に大きな影響を与えることがあります。

歯ぐきの痛みや腫れ、さらには周囲の歯への悪影響も懸念されます。歯科クリニックでは、患者さま一人おひとりの症状に合わせた抜歯方法とその流れを提案してもらえるでしょう。

本記事では、横向きに生えた親知らずの原因から抜歯に至るプロセス、抜歯後のケア方法まで分かりやすく解説していきます。安心して親知らずの抜歯を受けられる情報が満載ですので、ぜひ最後までご覧ください。

親知らずが横向きに生える原因

親知らずが横向きに生えている状態のレントゲン写真

親知らずが横向きに生える主な原因は、以下のとおりです。

歯の萌出が遅い

親知らずは永久歯の中でも最後に生えてきます。すでに歯並びがある程度定まった状態で生えてくるケースが多く、生えるための隙間を十分に確保できないこと珍しくありません。

スペース不足が原因となり、横向きに歯が生えてくる事例があります。

顎の発達不足による制限

現代の食生活は、柔らかい食べ物を摂取する傾向があります。そのため、噛む力や顎の骨の発達が十分に行われない場合があります。

顎の発達不足により、広い面積を必要とする親知らずが限られたスペースで無理に生えることとなり、正常な向きでの萌出が妨げられるケースがあるのです。結果として、歯列内での位置調整が困難となり、横向きでの生え方になります。

歯の大きさと顎のバランス

親知らずは他の歯に比べてサイズが大きいことが多く、その分の十分なスペースが必要です。

しかし、顎のサイズと歯の大きさが合わない場合、歯ぐきの奥で横向きに生える傾向が強まります。大きな歯が狭い顎内で収まろうとすると、正常な並びを維持するための余裕がなくなり、結果的に不整合な方向で萌出することが起こるのです。

横向きに生えている親知らずは抜くべき?

横向きに生えている親知らずを抜いた様子

横向きに生えた親知らずは、口内トラブルを招く可能性があるため、抜歯を検討することが多いです。

横向きに生えた親知らずを抜く理由

詳しい抜くべき理由は、以下のとおりです。

ブラッシングが困難

横向きに生えている親知らずは通常の歯と異なり奥に位置しており、ブラッシングが十分に行えないことが多いです。その結果、歯の表面や周辺に汚れ・食べかすが蓄積されやすくなるため、虫歯や歯ぐきの炎症のリスクが増大します。さらに清掃が不十分になると、口内全体の衛生状態にも悪影響を及ぼし、他の歯への影響や不快感を抱える原因となるため、定期的なケアがより一層難しくなる状況が懸念されます。

隣接する歯への圧迫と配置の乱れ

横向きに生えた親知らずは、隣接する歯を無理に圧迫するケースが多いです。通常の位置に比べて不規則な角度で生えるため、隣の歯との接触面が不適切になり歯並びが乱れやすいです。

このような状況では、噛み合わせやブラッシングの際に隣接する歯にも負担がかかり、長期的には歯全体の健康状態にも悪影響を及ぼすでしょう。そのため、抜歯などの適切な対策が求められます。

横向きに生えている親知らずを抜く流れ

横向きに生えている親知らずを抜く治療イメージ

横向きに生えている親知らずを抜く流れは、以下のとおりです。

検査で状況確認

治療の第一歩は、歯科クリニックでの検査です。患者さまはまず、口内の状態や親知らずの位置、神経・血管との距離を正確に把握するため、レントゲンやCTスキャンなどの検査を受けます。

検査で横向きに埋まった親知らずの正確な状況が確認され、抜歯のリスクや注意事項について歯科医師からの説明が行われるでしょう。検査の段階でしっかりと情報収集すると、患者さまは次の治療工程に安心して進むことが可能です。

麻酔と事前準備

抜歯当日は、局所麻酔を用いて痛みを感じにくい状態に整えます。特に下顎にある横向きの親知らずは、深く埋まっていることが多いため、慎重な麻酔処置が重要です。

場合によっては、抜歯に必要な時間や処置の複雑さを考慮し、口腔外科での対応が提案されることもあります。患者さまに対しては、手術前に手順やリスク及び注意点を十分に説明し、不安を解消してから進める体制が整えられるでしょう。

手術での抜歯処置の実施

麻酔が施された後、実際の抜歯手術が開始されます。横向きに生じた親知らずは通常の抜歯方法では取り出しにくいため、歯ぐきを切開してから、歯を必要に応じて分割して除去します。

さらに、必要な場合は顎の骨を削る処置も行われます。手術は安全性を最優先に、処置に応じた時間をかけながら慎重に進められます。

手術後は、傷口の洗浄と縫合、出血を防ぐための処置が施され、患者さまが安心して次のケアに進めます。

術後ケアと留意事項の案内

抜歯が完了した後は、ガーゼによる圧迫止血で出血を抑えて患部の安定を図ります。歯科医師からは、術後に避けるべき激しい運動やアルコール摂取、強いうがいを控えるなどの具体的な注意点が伝えられますので指示を守ってください。

また、柔らかい食事や処方薬の服用といったセルフケア方法の説明も行われ、患者さまご自身で安全な回復が促せるようアドバイスがなされます。こうした術後の注意事項を守ることが、合併症の予防や早期の治癒に大きく影響します。

経過観察と抜糸

抜歯後、口内の治癒状況を確認するために、1週間から10日程度で再診が行われます。このタイミングで、必要に応じた抜糸や追加のケアが実施され、傷口の回復具合をチェックします。

抜糸を行わない場合でも、自然治癒が進む過程で定期的に経過を観察し、完全な治癒に向けたフォローアップが実施されます。患者さまには経過観察の重要性と共に、今後のセルフケアや注意点についてもしっかりと説明が行われます。

親知らずを抜いたあとに注意すること

親知らずを抜いたあとに注意することを説明する歯科衛生士

親知らずを抜いたあとに注意するポイントは、以下のとおりです。

過度な活動は避け、安静に徹する

抜歯後は、体内の血流が活発になりやすいため、激しい運動や無理な動作を控える時間が必要です。また、長時間の入浴や高温の環境は、体温が上がりすぎて出血が再発しやすくなるリスクが高まります。

手術後の数日は安静を保ち、必要以上に体を動かさないよう心がけましょう。無理な外出や激しいスポーツは避け、十分な休息時間を確保することが、傷口の自然な治癒を促進し合併症のリスクを大きく減少させるために大変重要です。

うがいは優しく行い刺激を与えない

抜歯後は、過度なうがいを避けることが治癒を妨げないためのポイントです。力を入れて強くうがいをすると、まだ安定していない血餅が剥がれ、出血が続く恐れがあります。

したがって、口内を清潔に保つためにも、極力やさしく行ってください。水で軽く口内をすすぐ程度に留め、強い勢いでうがいをするのは控えるようにしましょう。この方法を守ることで、傷口の保護と早期回復が期待できます。

刺激物の摂取とブラッシングの注意

抜歯部位に直接影響を与える可能性のある刺激物の摂取は、傷の治りに悪影響を及ぼすため極力控えましょう。辛いものや酸味の強い食品、また硬い食感のものは避け、温かく柔らかい食事を心がけることが大切です。

同時に、ブラッシングの際にも抜歯部位にあたりすぎないよう注意し、優しく口内全体を清潔に保ってください。適切な食生活とセルフケアに取り組むと、痛みや不快感の軽減、そして傷口の順調な回復が促されるでしょう。

睡眠時の姿勢に気を付ける

抜歯後の回復を円滑にするためには、就寝時の姿勢にも注意が必要です。横向きで寝ると、顔や口の片側に圧力がかかり、抜歯した部分に負担を与える恐れがあります。

寝る際は必ず仰向けになり、頭部を高めるように枕を重ねるなどして、抜歯箇所への刺激を抑える工夫が必要です。適切な睡眠姿勢は血流の調整にも寄与し、出血や腫れといったリスクを低減させる効果があります。

強い痛みには冷却と鎮痛で対応

抜歯後、痛みが強く感じられる場合は、指示された鎮痛剤を適切なタイミングで服用し、頬に冷却シートを当てるなどの対策が有効です。痛み止めの効果により、日常生活に支障が出ない程度に痛みをコントロールすることが可能になります。

また、冷却は局所の炎症を抑える働きがあり、抜歯部位の腫れの軽減にもつながります。痛みが激しい際は無理をせずに歯科クリニックへ相談し、患者さまご自身でも状況を注意深く観察しましょう。

まとめ

親知らずの治療を終え笑顔で食事をいただく女性

親知らずは、真っ直ぐではなく横向きに生えることも多いです。永久歯の中で最後に萌出するため十分な隙間が確保できないこと、顎の発育不足や歯のサイズと顎のバランスの不一致などが原因です。

正しい位置に収まらなければ、ブラッシングが難しく口内衛生が損なわれやすくなります。さらに、隣の歯を圧迫し、歯並びの乱れも引き起こすため、歯科クリニックでの診断と必要に応じた抜歯が推奨されます。

親知らずの抜歯を検討されている方は、埼玉県鶴ヶ島市「鶴ヶ島駅」より徒歩8分にある歯医者「さくらの山歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

当院は、お子さまからお年寄りまで安心して通える、優しくてアットホームな歯医者さんを目指しています。虫歯治療や歯周病治療だけでなく、お子さまの治療や審美歯科にも力を入れています。

当院のホームページはこちら、ぜひご覧ください。

投稿者 さくらの山歯科クリニック

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